改めまして、2020年明けましておめでとうございます。
最新の映画レビューを中心とした本ブログも、2009年開始からついに11年目に突入、大した得もないのによく続いたもんだと実感しておりますが、本ブログを読んでいただいている読者の方々、毎度のご愛顧ありがとうございます。
そんな2020年もライフワークの映画鑑賞を続けていく所存、本ブログに駄文をしたためていこうと思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願いします。
ということで、まずは2019年映画鑑賞の総括をしておこうと思います。
1.映画鑑賞本数
150本 (前年:135本/前年比:+15本)
【内訳(年代別)】
2019年公開作品:104本(前年: 95本/前年比:+9本)
その他: 46本(前年: 40本/前年比:+6本)
【内訳(媒体別)】
劇場:71本(前年:65本/前年比:+ 6本)
レンタル:46本(前年:52本/前年比:▲ 6本)
テレビ放映:19本(前年:15本/前年比:+ 4本)
動画配信: 9本
その他: 5本
2.『シネマ報告書2019』について
2019年は前年よりチョイ多め、久々に100本の大台に乗った鑑賞数でしたね。なかなかによく観た感じです。
2019年公開作品についても、いつものごとく「『シネマ報告書2019』の掲載にあたって」に記載する方針に則り、劇場とレンタルを併用した鑑賞を実施してきましたが、劇場に足を運んだのが前年より6本増。2019年も最寄りの「立川シネマシティ」には特に足を運びましたね。会員なので非常に安く映画が観られるので、非常にコスパが良かったのも要因でしょうね。
そんなわけで、2019年公開作品の総括、2019年は久々の大豊作、とくにエンタメ系の作品が非常に面白かった年だったと思います。いや~、2019年に限らず昨今のエンタメ作品がレベルが凄く高い!なんだろう、監督やプロデューサーひとりの手腕ではなく、とにかく才能ある人材の総力を結集させた、まさに総合芸術ともいうべき作品が非常に多くなってきたと思います。
そんなわけで、2019年は洋画エンタメ強し!邦画はもっと頑張れ!と感じた年だったな~と。得意ジャンルであるはずのアニメもイマイチ元気がないような気がしましたね。
その結果であるランキングが以下のとおりとなりました。
(1)ベスト作品
1位:ジョーカー ★★★★★
5位:IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 ★★★★☆
6位:運び屋 ★★★★
8位:翔んで埼玉 ★★★★
10位:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★★★★
2019年のベスト1は、何といっても世界を席巻したDCコミックスの大傑作『ジョーカー』、これで決まりでしょう!
言わずもがな、DCコミックスのヴィランとして有名なジョーカーの誕生を描いた『ジョーカー』は、第76回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞するという快挙を成し遂げ大きな話題となった、まさに2019年の顔ともいうべき作品です。これをベスト1に選ばずして何を選ぶというのか、アメコミでありながら痛烈な風刺のきいた問題作、誰もが唸った文句なしの1位でしたね。
結果的に興収が大惨敗、内容もかなりの賛否が吹き荒れた『ターミネーター ニュー・フェイト』ですが、「ターミネーター」の正史として何の遜色もない最高の出来、文句ある奴はかかってこい!と言わんばかりに気合がはいったブログを久々に綴りました。『アベンジャーズ エンドゲーム』は何も言うことなし、圧巻の面白さ。こちらも賛否ありましたが『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も最高の怪獣プロレス作品、『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』もまたしかり。ホラー映画には非常に珍しい長丁場の作品であったにもかかわらず見応え十分。
総合して言えるのは、どの作品も原作に対するリスペクトが非常に感じられたこと、これに尽きます。いわゆる原作レ●プと言われる作品が一時期乱造された時期に比べ、これじゃいかん、もっと原作に敬意をもって取り組まなくてはならない!という作り手の心構えがとても伝わった作品だったと僕は感じます。
ランキングの6位~10位はほぼ同列ながら間違いない面白さを持った作品群。劇場で大爆笑をかっさらった『翔んで埼玉』はとても印象に残ってます。特筆すべきは9位に置いた『ハッピー・デス・デイ 2U』。もちろん前作である『ハッピー・デス・デイ』も面白かったし、前作ありきの続編ではあるんですが、タイムリープという設定にパラレルワールドの設定を盛り込み、さらに面白くなった作品で、なぜこの2作がひっそりと公開されて終わってしまったのか、このまま埋もれさせてしまうのが非常にもったいないSF映画ですね。
(2)ワースト作品
1位:麻雀放浪記2020 ★☆
2位:天気の子 ★★
3位:貞子 ★★
2019年のワースト1はダントツ『麻雀放浪記2020』で決まりです!
劇場公開当時、出演者の一人であるピエール瀧の薬物の件でいろいろと物議を醸した作品のひとつですが、これはそれ以前に内容があまりにもブッ飛び過ぎていて、これはもう評価なんてどうでもいいぜ!という作り手からの声が聞こえた気がしたので2019年のワースト1とさせていただきました。
ワースト2の『天気の子』、『君の名は。』に続く新海誠監督作品ということで、予想どおり大ヒットを記録しましたが、オッサンの僕には全然合いませんでした。そしてワースト3の『貞子』は、ある意味安定のダメ映画。もう貞子ちゃんは休ませてあげてよと、心から感じたシリーズです。
3.その他鑑賞作品
2019年公開作品以外に鑑賞した映画については、レンタルやTV放映等含めても特筆すべき映画はありません。レンタルに関しては相変わらずTVアニメが多かったし、ドラマも観ましたね。今さら「半沢直樹」なんかを観たり。2020年に新シリーズも始まりますからね、予習ということで。
特筆すべきは、動画配信サービスにちょっと手を付けたことでしょうか。と言っても、無料で見られるGYAO!だけですが。どうも僕にはスマホやタブレットでの映画鑑賞は堪えられないので、PCとテレビを接続し、TV画面で大きく鑑賞しました。帰省時の暇つぶしには最適です。
GYAO!は公開期間があるものの、意外とすごい映画が無料で観られるので、結構重宝してます。これを機会に、今年はAmazon Prime VideoやNetflixにも手をつけようか考え中です。
4.2020年の抱負
以上、2019年の映画鑑賞総括でした。
というわけで、2020年も未だ観ぬ名作・傑作を貪欲に探し続け、充実した映画ライフを過ごしていこうと思う所存です。
本年もどうぞよろしくお願いします。

