「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

エフゲニー・ロマノフ
ビクトリア・アガラコバ
エフゲニー・ミロノフ
マリヤ・リソバヤ
【あらすじ】
月が崩壊し、食糧不足や電力不足、疫病が蔓延している地球。人類が必死に生き延びようとする中、唯一人々は“コスモボール”と呼ばれるスポーツに熱狂していた。
母の病気の看病のため職を探す青年アントン。コスモボールの指導者ベロは、アントンが持つテレポート能力を見出し、母の病気を治すことを条件にコスモボールの選手に勧誘する。
同じ選手のナターシャらとともに練習を重ね大会に臨むアントンだったが、コスモボールには真の目的があった。それは、宇宙の破壊者チェルノを封じ込めることだった。
チェルノは再起に向け動き出し、アントンたちはチェルノを抑えるべく、コスモボールで戦いを挑む―
【コメント】
さて、今回行きつけのTSUTAYAでレンタルしたのは、再び「未体験ゾーンの映画たち2021」で公開された一本。
本作は、最近よく劇場でも公開され始めてきたお隣ロシア産のSFもので、物珍しさも後押しして手に取ってみた次第です。
(C)2020 Studio Bonanza / CTB Film Company / Cinema Foundation of Russia
なるほどね~。あまりお見かけしないロシア映画もこれほどまでのクオリティのSFを作れる国だったんですね~。なんか、その発見が出来ただけでも観る価値はあったかなと。もっとも、アメリカハリウッドのヒーローものを意識しすぎるくらい意識してるな~とも感じましたが。
内容的に見ても、過去に散々ハリウッドで製作され続けてきたヒーローものを踏襲したもの。名も無い青年が畜種な能力に目覚め、地球支配を目論むヴィランに立ち向かう。チームワーク、友情、恋愛、努力と根性。ヒーローものに必要な要素がしっかり詰まっている既視感アリアリのSFアクションなわけですが、特筆すべきところは、やっぱり本作がロシアで作られたということでしょうか。知らないうちに、ロシアもハリウッドに追い付け追い越せのクオリティを放つ作品が作れるようになっていたんですね。
(C)2020 Studio Bonanza / CTB Film Company / Cinema Foundation of Russia
個人的には、ロシアならではの色をもっと出してほしかったかな~と。数年前に公開され話題になった戦車映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』なんか、ロシアだな~と感じましたからね。あまりハリウッド製のものまねではなく、ロシアンなカラーが出た作品が観たいところです。
【2021年度 Myランキング】(3/6時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
春やで!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:すばらしき世界 ★★★★
4位:哀愁しんでれら ★★★☆
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:太陽は動かない ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
燃えよデブゴン TOKYO MISSIONおとなの事情 スマホをのぞいたら名も無き世界のエンドロールファーストラヴチャイニーズ・ゴースト・ストーリー(未)アーカイヴコスモボール

