改めまして、2024年明けましておめでとうございます。
2023年はジャニーズ問題や宝塚歌劇団の問題、ビッグモーターのパワハラなどなど、これまで蓋をされてきた問題が次々と明るみになり矢面にさらされた年、昭和で当たり前だった慣習が令和の今ではもう通用しない、弱きものが立ち上がり始めてきた年だったと思います。
ロシア・ウクライナ情勢や中東のイラク紛争など、世界情勢の雲行きも怪しい中、何やら大きく時代が動き始めている気がしてなりません。
古きものは捨てられ新しい価値観が生まれ始めてきている。2024年も大きく時代が動く年になりそうな気がします。
そんな中で2023年もたくさん映画を鑑賞してまいりました。動画配信サービスやTSUTAYA DISCASを大いに活用し、数年前とは全く違う映画環境が整い、ライフワークである映画鑑賞は2023年も盛況でしたね。
おかげさまで2009年から開始した本ブログも14年という長きにわたって続けることができており、読んでいただいている読者の方々には感謝です。アクセス数は少ないですが。
2024年も引き続き映画鑑賞を続けていく所存、本ブログに駄文をしたためていこうと思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願いします。
そんなわけで、2024年の鑑賞開始にあたり、まずは2023年映画鑑賞の総括をしておこうと思います。
1.映画鑑賞本数
163本 (前年:131本/前年比:+32本)
【内訳(年代別)】
2023年公開作品:106本(前年:92本/前年比:+14本)
その他: 57本(前年: 39本/前年比:+18本)
【内訳(媒体別)】
劇場:71本(前年:57本/前年比:+14本)
レンタル:40本(前年:49本/前年比:▲ 9本)
テレビ放映:22本(前年:10本/前年比:+12本)
動画配信:30本(前年:11本/前年比:+19本)
その他: 0本(前年: 4本/前年比:▲ 4本)
2.『シネマ報告書2023』について
2023年は新作を106本鑑賞。めでたく目標の100本をクリアです!
2023年公開作品についても、いつものように「『シネマ報告書2023』の掲載にあたって」に記載する方針に則り映画鑑賞をしてまいりましたが、2023年は動画配信サービスを大いに活用し(後述)、無事目標100本以上を達成できた次第です!
映画鑑賞はもうサブスクが定着しつつある時代に突入、新作も動画配信で公開という状況ですからね、これが加速して映画館が衰退しないことを願うばかり。映画館は映画館で残ってほしいところです。
ということで、2023年公開作品の総括は、洋画・邦画ともに面白い作品が揃った豊作の年だったと思います。まだまだ観ておきたい作品もたくさんありつつ、昨今の映画の完成度は目を見張るものがあり、今年も十分に楽しめる作品が多かった印象です。
その結果であるランキングが以下のとおりとなりました。
(1)ベスト作品
1位:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆
2位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 ★★★★☆
4位:ロストケア ★★★★
5位:ヴィレッジ ★★★★
10位:首 ★★★★
僕が最も深く感銘を受けた2023年の作品は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3』、『ザ・フラッシュ』で決定です!
2023年で最高に面白かったのが、見事アカデミー作品賞にも輝いた『エブリシング・エブリウェア・オーズ・アット・ワンス』(通称、“エブエブ”)!エブエブはですねー、観る人によってかなり賛否分かれるぶっ飛んだ作品であったのは確かなんですが、僕は一種の“悟り”の作品としてとても感銘を受けた作品なんです。どんな道を選んでも人生は最高、すべてを愛せばもっと最高。この世に正解なんてないし善悪なんてない。お釈迦様の教えがそのまま映画になった感じがして、自分の人生について考え始めていた僕にはとてもタイムリーな内容でしたね。
続く2位3位は、アメコミヒーロー対決となりましたが、マーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3』と、DCの『ザ・フラッシュ』がランクインとなりました。
堂々のシリーズ完結編となった『ガーディアンズ~』は、相変わらずのぶっ飛びヒーローものだったと同時に、アライグマのロケットの知られざる過去を中心とした涙なしではいられないドラマチックな内容になっていて、マーベルの中でも屈指の傑作として名を残したと思います。
『ザ・フラッシュ』に関しても、迷走するDCの立て直し第一作として鳴り物入りで公開された作品ですが、その気合が十分に発揮されたドラマチックな作品だったと思います。マイケル・キートンのバットマンも久々に見られたし、家族を思う主人公の悲しいまでのヒーローという運命を背負う雄姿は素晴らしいの一言ですね。
2023年特筆すべき作品としては邦画の4位『ロストケア』と5位『ヴィレッジ』でしょうか、
『ロストケア』は高齢化社会となった日本の介護の闇を描いた作品、そして『ヴィレッジ』は閉鎖的な村社会を描いた作品で、社会派でいろいろと考えさせられたミステリーでした。惜しむらくは同系列であっただろう『月』を見逃してしまったこと。本作も障碍者施設の闇を描いた作品で、もしかしたらベスト10にランクしていたかもしれないと思うと惜しいことをしてしまったなと。
ともあれ、2023年も洋画邦画問わずたくさんの面白い作品に巡り会えてとても充実した映画ライフでした。やっぱり世界的にレベル上がってるよね、映画。これからもどんどん新作を堪能していこうと思っている所存です。
(2)ワースト作品
1位:ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック 聖闘士星矢 The Beginning ★★
2023年のワースト1はダントツ『ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック 聖闘士星矢 The Beginning』に決まりです!
1980年代の少年ジャンプ黄金期を飾る漫画のひとつ「聖闘士星矢」はアニメも人気があり海外でもその名を知る超有名漫画ですが、あろうことかあの世界観を実写化するという暴挙に至ってしまった作品。聖闘士星矢ファンの友人も実写版にはかなり懐疑的ではあったものの、逆にどんな仕上がりになっているのかという興味本位で二人して劇場で鑑賞したところ、ほらやっぱりな、という出来。原作を改変も改変してしまった『DRAGON BALL EVOLUTION』と双璧をなす酷さでしたね。だからジャンプの実写化はやめとけと。The Beginningと題してはいますが次は恐らくないでしょう。
ワースト2の『レジェンド&バタフライ』、これも薄々完成度は分かっていたんですが、思ったとおりのトレンディ戦国絵巻。しかも長ぇーし。いつまでトレンディ引きずってんのよキムタク。長く退屈な時代劇でしたね。
続くワースト3の『クレイジークルーズ』も古臭ーいトレンディ系ミステリー。トレンディドラマはもうたくさんです。
3.2023年の映画環境事情
僕の2023年の映画鑑賞ではこんな体験をしました。
(1)祝・Netflix入会!
動画配信サービスの目覚ましい発展により、今は様々なサービスがしのぎを削っている状況。そんな中で。僕はいよいよ「Netflix」に手を出してしまいました!
もうね、Netflixに関しては前々から入ろう入ろうと思っていたんですが、ここへ来ていよいよという感じで入会。なぜもっと早くに手を付けなかったんだろうと、今更ながらNetflixのすばらしさを堪能しているところです。
Netflixの強みは何といってもオリジナル作品のクオリティの高さ、これに尽きます。映画もさることながらドラマシリーズも面白い作品が多く、韓国の「イカゲーム」、日本の「今際の国のアリス」シリーズや「全裸監督」シリーズ、アニメは「ジョジョ」や「バキ」、バラエティは「トークサバイバー」などなど、面白くて一気に観ててしまう作品が多かったですね。「全裸監督」マジで良かった、早く観ておけばよかった・・・
そんなわけで、アマプラにU-NEXTにNetflix。とりあえずはこの3つで動画配信サービスは十分かなと。それぞれに良さがあるし、他のサービスもたくさんあるけど、しばらくはこれで映画ライフを楽しんでいこうかなと思っています。
(2)4D初体験!
いまさらながら、映画館で体感型映画鑑賞「4D」を9月にTOHOシネマズ新宿にて観た『劇場版シティーハンター 天使の涙<エンジェルダスト>』で初体験しました!
僕はこの手のアトラクション系劇場は酔いそうなので敬遠してたんですが、シティーハンターファンの友人がどうしてもゴージャスな環境で観たい!ということだったので、意を決して体験してみた次第です。
いや、ことのほか全然大丈夫でした。要所要所で座椅子が揺れたり霧が吹かれたり。それが決して映画鑑賞の邪魔になるようなものではなく大いに楽しませていただきました。
まあでも僕はどっちかというとじっくりと映画鑑賞したい派なので、自分から率先して利用しようとは思わないですが、一種のアトラクションとしては楽しかったです。
4.2024年の抱負
以上、2023年の映画鑑賞総括でした。
2024年もライフワークである映画鑑賞を大いに謳歌し、未だ観ぬ名作・傑作を貪欲に探し続け、充実した映画ライフを過ごそうと思う所存です。
世界が平和でありますように、本年もどうぞよろしくお願いします。

