「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

クリス・ヘムズワース
トム・バーク
チャーリー・フレイザー
ラッキー・ヒューム
ジョン・ハワード
リー・ペリー
ネイサン・ジョーンズ
ジョシュ・ヘルマン
アンガス・サンプソン
【あらすじ】
核戦争により世界が崩壊してから45年。
“緑の土地”で平和に暮らしていた少女フュリオサは、緑の土地を狙っていたディメンタス将軍の率いるバイカー軍団に連れ去られ、目の前で母親を殺されてしまう。
一方で、ディメンタス将軍はイモータン・ジョーが牛耳る土地の覇権を巡り一触即発の状態にあった。
イモータン・ジョーのもとで戦う術を学ぶフュリオサは、ディメンタス将軍への復讐を虎視眈々と狙っていた―
【コメント】
2024年最大の目玉と言っても過言ではないシリーズ最新作がいよいよお披露目!
2015年『マッドマックス 怒りのデスロード』からはや9年、まさに満を持してのジョージ・ミラー監督による「マッドマックス」シリーズ最新作が遂に劇場公開ということで、様々なニュースが錯綜する中でとても楽しみにしていた作品です!
なんてったって2015年の『怒りのデスロード』が世界的な大ヒットを記録し、数々の映画賞を受賞するほど近年のアクションでは傑作の部類に入る超大作でしたからね。僕自身も劇場で大興奮したクチで、ブルーレイも購入するほど大好きな作品。あの興奮からもう9年経ったのかという驚きもありましたが、とにもかくにも劇場で観ないわけにはいかないだろーとさっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
(C)2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
最高!もうね、今回も最高です!『マッドマックス2』で構築され前作で更なる進化を遂げたMADな世界観。9年経ってもこの世界観は健在で、それどころかもはや芸術の域まで達していたように感じます。
正直、前作の興奮には及ばずといったところですが、それでもこの狂いに狂いまくった絶望的な世界観は圧倒的だし、醍醐味のカーアクションも変わらず迫力満点。大満足のアクション超大作でしたね!
そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。
1.前作には及ばずともMADな世界観はもはや芸術!
2.一瞬だけ“アイツ”も登場するよ!
3.更なる続編にも期待したい!
知ってのとおり、本作は前作で登場した女戦士フュリオサを主人公にした「マッドマックス」シリーズのスピンオフ、番外編的な作品。前作でフュリオサを演じたシャーリーズ・セロンからアニヤ・テイラー=ジョイに変わったため、シャーリーズ・セロンは悔しがっていたようですが。
話によると、もともと本作と前作は1本の作品になる構想だったようですが、あまりにも長くなりすぎるためフュリオサを抜き出したスピンオフ作品を制作したという流れのようです。
展開的には、ディメンタス将軍率いるバイカー軍団に連れ去られ母親を目の前で殺された幼きフュリオサが、イモータン・ジョーのもとで戦う術を身に着け、憎きディメンタス将軍に復讐を果たすまでを描いた、5部構成で成り立つ壮大なストーリー。約2時間半の長尺でも飽きることなく釘付けになって観ることができます。
フュリオサの復讐劇もさることながら、ディメンタス将軍VSイモータン・ジョーの資源を巡る争いも見どころで、真っ赤な砂漠の中で繰り広げられる疾走感あふれるアクションは圧巻の一言。
フュリオサはもちろん、ディメンタス将軍やイモータン・ジョー、人喰い男爵、リクタス、そして真っ白ボディのウォー・ボーイズといったキャラのインパクトも相変わらず絶大。
そして、何と言っても前作のファンならニヤリとさせてくれるシーン。そう、ほんの一瞬だけ“アイツ”らしきキャラが登場すること。“アイツ”とは、言わずもがな「マッドマックス」シリーズなら絶対に欠かせないアイツです!遠巻きで顔も見えないしハッキリとは分かりませんが、もう間違いなくアイツ!
本当に一瞬だけのシーンなので見逃してはいけません!こんなサービスシーンも入れてくれるなんてミラー監督も憎いねー。
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そんなわけで、ジョージ・ミラー監督の出世作であり人生でもある「マッドマックス」シリーズ。御大も御年79歳という高齢でありながら、まだまだこれほどまでのMADな世界観を構築できる才能は素晴らしいの一言です。
だいぶ古い情報ですが、トム・ハーディによる「マッドマックス」シリーズは全3部作としての企画があるようで、直近で『Mad Max:The Wasteland』というタイトルが付けられています。これが果たして実現されるのか否かは、現段階ではニュースらしいニュースもなく分からない状況。とはいえ、ジョージ・ミラー御大はまだまだやる気満々であることは確か。
老いてなお盛んなジョージ・ミラー監督、「マッドマックス」シリーズの更なる続編を期待しやみません!
【2024年度 Myランキング】(6/2時点)
本作は、本年度のベスト10中5位(暫定)にランクイン。
アレルギー性鼻炎がまた再発気味・・・
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
3位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ★★★★
4位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 ★★★★
5位:マッドマックス:フュリオサ ★★★★
9位:カラオケ行こ! ★★★☆
10位:ライド・オン ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
<その他ランク外一覧>
エクスペンダブルズ ニューブラッドコンクリート・ユートピアアクアマン 失われた王国ある閉ざされた雪の山荘でLift リフト(未)バッドランド・ハンターズ(未)哀れなるものたち身代わり忠臣蔵雪山の絆(未)ボーはおそれているマダム・ウェブARGYLLE アーガイル落下の解剖学変な家サンクスギビングTALK TO ME トーク・トゥ・ミーゴーストバスターズ フローズン・サマーオッペンハイマー恐怖の報酬(未)DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望REBEL MOON パート1:炎の子(未)ゴジラ×コング 新たなる帝国EBEL MOON パート2:傷跡を刻む者(未)エレベーター・ゲーム劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・班目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血バッド・デイ・ドライブマッチング

