PARKER パーカー　（評価：★★☆）

※※※　注意　※※※
　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2013』の掲載にあたって」

ジェニファー・ロペスがいいケツしてた

★★☆
（★…1点　☆…0.5点，★5つで満点）

（2013年／アメリカ／118分／Parker）

【　監督　】
テイラー・ハックフォード

【　原作　】
リチャード・スターク

【　出演　】
ジェイソン・ステイサム
ジェニファー・ロペス
ニック・ノルティ
マイケル・チクリス

【あらすじ】

　犯罪の天才パーカーのルールは、汚い金しか奪わない・悪者しか殺さない・仕事は完璧に美しくこなす、というもの。
　パーカーは、集められた4人の男たちと組み遊園地から大金を強奪するが、4人達からさらなる強盗の話を断ったがために瀕死の重傷を負い、大金を奪われてしまう。
　一命を取り留めたパーカーは4人に復讐すべく、彼らを追って一路パームビーチに。そこで知り合った不動産レディのレスリーとともに復讐の機会を窺うが、パーカーの生存を知った4人がすでに刺客を送り込んでいた―

【コメント】

　ジェイソン・ステイサムと言えば、近年のアクションスターとして一躍有名になった、ハゲ頭に無精ヒゲのマッチョなイケメン俳優で、『トランスポーター』シリーズや『アドレナリン』シリーズのようなテンションの高いアクション映画が印象に強い。
　また、スタローンの『エクスペンダブルズ』シリーズにも欠かせないスターでありますな。

　ステイサム主演だっただけに、本作もステイサム節炸裂のハイテンションなアクション映画を期待してたんですが、これは犯罪映画、いわゆるハードボイルドってやつでした。
　ゆえにハイテンションどころかアクションシーンは比較的おとなしめの若干少なめ、派手なシーンはそれほどないです。まあ、原作自体がハードボイルド小説なので、むしろアクションは盛ったほうなのかも知れませんな。
　それでも、ちょっと僕的にはステイサムらしいバカバカしくらいのハイテンションアクションを期待していただけに、ちょっと肩透かしを食らった状態でした。
　また、ストーリー的にもそれほど引き込まれるようなものでもなく、ハードボイルド特有の暗さというか泥臭さが微塵も感じられなかったのは残念。もっとそれらしく作れば、もしかしたらステイサムの新境地が開かれていたのかも知れなかったのに。