「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
トニー・ジャー健在!
★★★☆
(2013年/タイ/104分/Tom yum goong 2)
【 製作・監督 】
プラッチャヤー・ピンゲーオ
【 出演 】
トニー・ジャー
ジージャー・ヤーニン
RZA
ペットターイ・ウォンカムラオ
マレセ・クランプ
ラター・ポーガーム
【あらすじ】
タイの片田舎の村で、弟のように慕う象のコーンと共に静かに暮らしているカーム。
しかしある日、動物密輸組織のボス・スチャートによってコーンがさらわれてしまい、カームはスチャートを追いかけるが、彼は何者かによって殺害されていた。
警察、そしてスチャートの姪で双子の姉ピンピンと妹シューシンに追いかけられるカーム。その途中で国際的犯罪王LCに囚われ、象と引き換えにカームは恐ろしい計画に巻き込まれる―
【コメント】
さて、10年ほど前にタイ発の本格ムエタイアクションとしてかなり話題となった『マッハ!!!!!!!!』。その主役である期待のホープ、トニー・ジャーですが、2008年の『マッハ!弐』の公開を最後に(厳密にはDVDスルーした『マッハ!参』)「俺、出家すっから」と映画界から一時身を引いてしまい、せっかくの次世代のアクションスターがもう見れないのかとガッカリしていました。
しかしながら、ここへきて本作で堂々の復活ということで、胸の高鳴りを押さえきれずワクワクしながら勇んで新宿武蔵野館へ足を運んだ次第です。というか、出家期間が意外と短かったのね。
いや満足、いささかも衰えていないトニー・ジャーのムエタイアクション、たっぷりと堪能させていただきました。
今回は、あの『チョコレート・ファイター』のジージャーとの共演、さらに『アイアン・フィスト』のRZAとの共演という、まさにトニー復活にふさわしい豪華キャストのアクションてんこ盛りの映画でしたね。
ストーリー的にはいろいろとツッコミどころはあるものの、本作はとにかくアクション!アクション!の連続で、大バイク軍団とのバトル、ジージャーとのバトル、No2とのバトルと、まさに息つく暇もないバトルのオンパレード。アクション盛り過ぎじゃねーか?とも思いましたが、その技の鮮やかさにおぉ~と思わず唸ってしまったり、いかにも痛そうな場面もあったりと、なんだかんだで画面に釘付けの104分でした。やっぱりバトルアクションは手に汗握るぜ!
ちょいとジージャーの見せ場が少なすぎるんじゃねーか?とも感じましたが、相変わらずのしなやかな技の繰り出しは見せてくれます。個人的にはジージャーとトゥエンティとのバトルをとても期待していたんですがね。まあトニーの映画だからしょうがないか。
クライマックスはもうちょっと盛り上がるバトルアクションを用意しておいてほしかったかなと。
ちなみに、タイトルにある「マッハ」の文言で、あたかもシリーズ最新作であるかのような作品になってしまってますが、本作は2005年公開『トム・ヤム・クン!』の正式なパート2です。ストーリー的にもしっかりと前作を受け継いだ続編になっているのに配給会社は何をもってマッハ名義にしてしまったんだと。
とはいえ、久々のトニー・ジャー流アクションに大満足の作品でした。映画界に戻ってきたことだし、ジャッキー・チェンの意思を受け継いでこれからもどんどん手に汗握るムエタイアクションを見せてほしいと思います。
【2015年度 Myランキング】(2/15時点)
本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。
まだまだこれから。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:マッハ!無限大 ★★★☆
2位:ミュータント・タートルズ ★★★☆
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:デッドハング ★★
2位:ジョーカー・ゲーム ★★☆
3位:96時間 レクイエム ★★☆
<その他ランク外一覧>
シン・シティ 復讐の女神神様はバリにいるバンクーバーの朝日激戦 ハート・オブ・ファイトビッグ・アイズREC/レック4 ワールドエンドANNIE アニー
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