「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
痛快!爽快!のキアヌ無双映画
★★★☆
(2014年/アメリカ/103分/John Wick)
【 監督 】
チャド・スタエルスキ
【 出演 】
キアヌ・リーブス
ミカエル・ニクビスト
アルフィー・アレン
ウィレム・デフォー
ディーン・ウィンタース
【あらすじ】
5年前、裏社会で最強と謳われた殺し屋ジョン・ウィックは、愛する妻のために引退し幸せな日々を送るものの、病死により妻を亡くしてしまう。失意の日々を過ごすジョンに、亡き妻は死ぬ前に忘れ形見として子犬を送り、ジョンは妻の代わりとして大切にする。
しかし、些細なことから、かつて雇われていたロシアンマフィアの手によって忘れ形見を殺されてしまい、ジョンは怒りに震え復讐に乗り出す。
ジョンの強さを誰よりも分かっていたロシアンマフィアのボス・ヴィゴは、ジョンを抹殺すべく殺し屋を雇う―
【コメント】
さて、前々から映画館でさんざん予告編を観てきた本作ですが、その予告編がメチャクチャおもしろそうに編集されていたもので、本作の公開を楽しみに待っておりました。
ここ数年、箸にも棒にもかからないハズレの多い作品ばっかりだったキアヌ・リーブス久々のスマッシュヒットということで、さっそく「立川シネマシティ」のレイトショーに足を運んだ次第です。
ちなみに、立川シネマシティの専売特許“極上爆音上映”ということで、レイトショー料金対象外でした、はい。あまり意味ある上映方法じゃないと思うんですけど。
痛快!爽快!のキアヌ無双映画
いや、面白かったッス!痛快、爽快のスタイリッシュアクション、まさにキアヌ・リーブス無双映画でしたね。
主人公ジョン・ウィックがいかにして無双を繰り広げるかという前段、つまり復讐のために立ち上がるまでのストーリーは序盤10分くらいで切り上げて、ほぼ全編ジョン・ウィックの圧倒的な無双に終始します。
その無双がとにかく強ぇーのなんのって。ジョンの命を狙って群がってくるマフィアの手下たちに一切の躊躇なくバンバンバンバンと弾丸をぶち込んでいく雄姿は爽快の一言。「そんなに強いわけねーだろ!」なんて感想は無意味、バッタバッタと悪者を倒していくジョン・ウィック無双を堪能できてこそ本作を楽しむ醍醐味というものです。これはリーアム・ニーソンの『96時間』に通じる爽快さがありますね。
欲を言えば、もうちょっとパンチがほしかったですけどね。殺し屋のキャラにもうひとひねり欲しかったし、クライマックスのボスとのタイマンなんかもビミョーにグダグダだったし。ロシアンマフィアのドラ息子があっさりやられちゃったのはもったいなかった。
まあ、それでも無双を楽しめたから良しとします。
キアヌ無双の正体、その名も“ガン・フー”!
この本作を面白くさせているジョン・ウィックが繰り広げる無双の正体、どうやら接近銃格闘術“ガン・フー”(カンフー+銃)と呼ばれるもののようです。もちろん実在しませんが。
クリスチャン・ベール主演の2002年公開作品『リベリオン』およびミラ・ジョヴォヴィッチ主演の2006年公開作品『ウルトラヴァイオレット』、このSFアクション2作品に“ガン=カタ”なる、似たような銃戦闘術(こっちは二丁拳銃)が登場してましたが、本作はカンフーカンフーしたものではなく、とにかく近距離で素早く構えて狙いを定めて躊躇なくぶちかますといった感じのもの。それがハードな音楽に合わせてスピーディーに展開されるから観てて気持ちが良いんですね。
ちなみに、劇中で“ガン・フー”という単語は一切出てきませんでした。
活き活きとしたキアヌ・リーブス堂々の復活!
いやしかし、久々に活き活きとしたキアヌ・リーブスが堪能できましたね。ここ最近全然パッとしなかったし、公園のベンチでぼっちで食事している姿を激写されちゃったりしてましたが、本作でのキアヌはほんとカッコ良かったです。「キアヌがキレた!」「キアヌ堂々の復活!」という宣伝文句は伊達じゃなかったですね。
そんなキアヌ、なんと御年51歳!みみ見えねえ~~イケメンは何歳になってもイケメンですな~本作のキアヌを見て惚れ直すファンたちもいるんじゃないでしょうかね。
ワクワクさせる殺し屋の世界観
とにかくジョン・ウィックVSマフィアとの闘いに終始した非常にシンプルなストーリーなんですが、本作の面白さってなにもそれだけじゃないんです。本作のもうひとつの見どころは、ワクワクさせるような殺し屋の世界観にあります。
ディナーの予約と称して死体の片づけを依頼したり、裏の世界だけに通用する金貨や殺し屋御用達の高級ホテル、暗黙のルールなどなど、本作のストーリーの土台となる世界観が見え隠れして非常に楽しめます。
シナリオを作る際に、あらかじめしっかりした世界を構築しておいたんでしょう。この世界観がなかったら普通のアクション映画レベルだったでしょう。
早くも決定!『ジョン・ウィック2』!
本作は本土アメリカでもスマッシュヒットしておりまして、キアヌ堂々の復活を受けて早くも続編の製作が決定している模様です。
『ジョン・ウィック』早くも続編製作が決定! 「2回目はさらなる興奮をもたらす」
http://www.cinemacafe.net/article/2015/05/13/31150.html
本作でもジョン・ウィックが再び裏社会に復帰ということで、これからさらなる強敵の殺し屋が登場するでしょう。またキアヌの無双“ガン・フー”が観られると思うと、今からワクワクが止まりませんね。
でも、ウィレム・デフォーを殺しちゃったのはもったいなかったな~
【2015年度 Myランキング】(10/17時点)
本作は、本年度の次点にランクイン。
病院の処方箋は良く効きます。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:マッドマックス 怒りのデス・ロード ★★★★☆
2位:チャッピー ★★★★
3位:フォックスキャッチャー ★★★★
4位:映画 ビリギャル ★★★★
5位:バクマン。 ★★★★
6位:野火 ★★★★
7位:アゲイン 28年目の甲子園 ★★★★
8位:セッション ★★★★
9位:プリデスティネーション ★★★★
10位:キングスマン ★★★☆
次点:ジョン・ウィック ★★★☆
おみおくりの作法 ★★★☆
ナイトクローラー ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:極道大戦争 ★
2位:ストレイヤーズ・クロニクル ★☆
3位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ★★
<その他ランク外一覧>
96時間 レクイエムシン・シティ 復讐の女神神様はバリにいるバンクーバーの朝日激戦 ハート・オブ・ファイトビッグ・アイズジョーカー・ゲームREC/レック4 ワールドエンドANNIE アニーミュータント・タートルズデッドハングマッハ!無限大アメリカン・スナイパーソロモンの偽証 前篇・事件AFFLICTED アフリクテッドシェフ 三ツ星フードトラック始めました余命90分の男ハネムーンイミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密エイプリルフールズジュピターソロモンの偽証 後篇・裁判バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)ワイルド・スピード SKY MISSION寄生獣 完結編ザ・トライブ龍三と七人の子分たちシンデレラマッド・ナースラン・オールナイトZアイランドイニシエーション・ラブメイズ・ランナー新宿スワン予告犯ピッチ・パーフェクトインド・オブ・ザ・デッドトゥモローランドラブ&ピースマエストロ!アナベル 死霊館の人形アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロンターミネーター:新起動<ジェニシス>バケモノの子リアル鬼ごっこスペシャルID 特殊身分HEROゴッド・ギャンブラー レジェンドジュラシック・ワールドミッション:インポッシブル ローグ・ネイション幕が上がる死霊高校テッド2ワイルドカードムカデ人間3やるっきゃ騎士〈ナイト〉くちびるに歌を映画 みんな!エスパーだよ!さよなら歌舞伎町ピクセル進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドピエロがお前を嘲笑う天空の蜂リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴンGONIN サーガアントマン新選組オブ・ザ・デッドカリフォルニア・ダウン7500心が叫びたがってるんだ。カンフー・ジャングルカイト KITE
『ジョン・ウィック』公式サイトはこちら
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