「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

【あらすじ】
スパイのエージェントとして活躍していた“キングスマン”のエグジー。
ある時、キングスマンの拠点が、謎の敵“ゴールデン・サークル”の攻撃により壊滅、かろうじて生き残ったのはエグジーと教官兼メカ担当マーリンだった。
彼らは、アメリカのスパイ機関“ステイツマン”の協力を得るため、アメリカへ向かう。そこで、かつてのエグジーの師匠ハリーと出会うが、ハリーは記憶を失っていた。
キングスマンとステイツマンの共闘により、ゴールデン・サークルに立ち向かっていく―
【コメント】
無双不足、前作よりやや劣る
うむ、今回も面白かったです。相変わらずのハチャメチャなアクション、それでいてスタイリッシュで時に残酷。141分とやや長尺ながらも、退屈せず十分に楽しませてもらいました。
とはいえ、冒頭のカーアクションで魅了されたものの、前作の教会で繰り広げられた大殺戮“ハリー無双”やクライマックスの頭吹っ飛び“花火”シーンに勝る場面が本作にはなかったのがやや残念。無双不足、前作よりもやや劣るといったところでしょうかね。前作の義足の殺人マシーンのような強力なキャラも今回はなかったので、キャラ的にもちょいと薄かったかなと。まあそれでも、クライマックスのバトルシーンはかなりそれを意識した本作のハイライトだったと思いますけどね。
ともあれ、アクションエンタテイメントとして、年明けに観るには十分に楽しめる作品であることは間違いないですね。事前に前作は鑑賞しておくことをお勧めします。
ハリー復活は必要だったのか?
前作であっけなく死んでしまったスパイ紳士ハリー。頭ズドンで即死と思いきや、記憶喪失で本作で復帰、クライマックスで師匠と弟子の共闘アクションが堪能できますが、個人的には、少々都合が良すぎた気もしないでもない。おそらくは、前作でのハリーのキャラクターが大ウケで復活を望む声が多かったんでしょう。なんせ、あの前作の無双ぶりを観れば、また観たい!と望む声は絶対にあったと思います。
復活するならするで問題はないと思いますが、あくまで主役はエグジーだと僕は思ってるので、本作はエグジー単独でも行けたんじゃないかと感じますね。復活は3作目以降とかね。
「キングスマン」第3弾企画中!そしてユニバース化も
そんなわけで、前作の弾け具合よりややおとなしくなったものの、十分に楽しめるスパイエンタテイメントでしたが、生みの親マシュー・ヴォーン監督は既にシリーズ第3弾を企画中とのこと。
『キングスマン』ユニバース化!第3弾とスピンオフが進行中
https://www.cinematoday.jp/news/N0097428
なんと、しかもスピンオフも同時に企画中、そして将来的にユニバース化を狙っている模様。最近のハリウッドの流行ですな。
となると、本作で登場したステイツマンからの単独作や、その他世界各国のスパイの単独を作ろうということでしょうか。もしかしたら、日本を舞台としたスパイものもできる可能性も大、壮大なプロジェクトにしようと目論んでいるようです。
ともあれ、とりあえずはキングスマンの三度の登場を待ち望みましょう。今度こそ無双を期待しますぜ!
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
【2018年度 Myランキング】(1/7時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
試験ヤバい。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
キングスマン ゴールデン・サークル
『キングスマン ゴールデン・サークル』の公式サイトはこちら

