「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

【 製作 】
ジェームズ・キャメロン
ジョン・ランドー
【 監督 】
ロバート・ロドリゲス
【 原作 】
木城ゆきと
クリストフ・ワルツ
ジェニファー・コネリー
マハーシャラ・アリ
キーアン・ジョンソン
エド・スクレイン
ジャッキー・アール・ヘイリー
エイザ・ゴンザレス
【あらすじ】
天空に浮かぶユートピア都市“ザレム”と、そこから排出された廃棄物が堆積する荒廃した町“アイアンシティ”。
アイアンシティで暮らすサイバー医師のイドはある日、クズ鉄の山からサイボーグの少女の頭部を発見する。イドは、奇跡的に脳が生きていたサイボーグに新しい機械の身体を与え、“アリータ”名付ける。
アリータは過去の記憶を失っていたが、ある時とてつもない戦闘能力が備わっていることに気づく。アリータは、300年前の“没落戦争”で作られた兵器だった。
自分が一体何者なのか、アリータはその答えを探すためザレムに立ち向かっていく―
【コメント】
さてさて、今回は前々から話題になっていた、日本の漫画「銃夢」を実写化したハリウッドSF超大作を鑑賞。いやあ、ひっさびさのジェームズ・キャメロン御大が手掛ける、延期延期で待ちわびていた作品ですよ。
親愛なる映画ファンならば、本作がどれだけ前から企画され、製作が待たれていたことか知っているかと思います。ジェームズ・キャメロンのまさに待望の映画化なわけです。監督じゃないけどね。
とはいえ、バトンタッチした監督がロバート・ロドリゲスとあれば、これは期待値は高まるばかり。原作未読ながら、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。さすがの超話題作、劇場は満席でしたね。
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
うむ、面白かった!まさに王道のSFアクション超大作。十分に楽しめる作品でしたね。
正直、僕はこの日本の漫画にありがちな、少々作り過ぎなSF世界観は苦手なジャンルなんですが、ストーリーも分かりやすくテンポも良くて全然飽きない仕上がり。それよりも本作、何が凄いかって、完璧なまでに駆使されたCG映像、これに尽きますね。この映像を大画面で観るだけでも劇場に足を運んだ甲斐は十分にあるってもんです。主人公アリータはフルCGで、日本アニメよろしく目が異常にデカいにもかかわらず、まるで本当に存在しているかのように生き生きした動き。CGへの一切の妥協を許さないキメ細かさが伺えます。逆に言ってしまうと、これだけCG技術が発達した今だからこそ出来た圧巻の映像でしょうね。キャメロン御大は時代が原作の世界観に追いつくまで製作を待ったのかもしれません。
とにかくもうね、本作は四の五の言わず映画館で観ることをお勧めします。劇場の大画面だからこそ得られる確かな見応え。映画の技術もここまで来たかと、改めて感心させられる映画であることに間違いはないです。
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
ちなみに本作、未完のまま幕を閉じます。つまりは続編作る気マンマンということ。ザレムの支配者ノヴァとの全面対決を誓って終わるという、続きが気になってしょうがない終わり方。ぜひとも続編を期待したいところです。
ジェームズ・キャメロン御大も本格的に映画に戻ってきてくれたようで、今年はあの「ターミネーター」に復帰、最新作が製作中ということで、僕的にはむしろこっちのほうが楽しみでしょうがないです。そして、同じく待ちわびてる「アバター」のシリーズ製作も本格的に着手してほしいところ。御大のこれからの精力的な活動に期待しております!
【2019年度 Myランキング】(2/23時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
そろそろ春到来か?
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:七つの会議 ★★★☆
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
3位:ミスター・ガラス ★★☆
<その他ランク外一覧>
蜘蛛の巣を払う女サスペリア劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズアクアマンファースト・マンアリータ バトル・エンジェル

