「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

【 監督 】
ロドリゴ・コルテス
ユマ・サーマン
イザベル・ファーマン
ノア・シルバー
テイラー・ラッセル
【あらすじ】
素行不良で高校を退学になってしまったキットは、森の奥にある名門寄宿学校に転入することになる。
携帯電話を没収され、外部との連絡を遮断させられたキットは、同じく高校を退学させられた女子高生とともに暮らすことに。
暮らしていくうちに、絵や音楽に没頭していく学生や、奇声を発する学生が出てくる。不審に思ったキットは、学校の秘密を探っていくが、その真相は学校の恐ろしい過去に隠されていた―
【コメント】
さて、今回も「未体験ゾーンの映画たち2019」より、DVD化されていた1本をTSUTAYAよりレンタル。ホラーものですな。
作品の出来云々はさておき、ホラー映画は大好きだし、なにより「キル・ビル」シリーズのユマ・サーマンが久々のお目見えだったので手に取ってみた次第です。
(C) 2016 Nostromo Pictures SL/ Produccion Audiovisual Nostromo AIE
うん、まあこんなもんでしょう。ホラー映画好きとはいえ、大して期待もしていなかったしね。ホラー映画というより、昨今のトレンド?である幽霊系のオカルト映画。血が飛び散ったりグログロな凄惨描写は全くない、王道といえば王道の古き良きオカルト映画のテイストですな。とはいえ、クライマックスの謎回収のアイデアは悪くなかったものの、全体的に安っぽくてこじんまり。まるでテレビドラマを観ているかのようなスケールのホラーもので、映画としては物足りなさは否めないところですね。
もうネタバレしてしまうと、問題児といわれる女子高生を寮生活させ、彼女らの身体に志半ばで死んでしまった芸術家たち降霊させて芸術を完成させてあげるという、なんちゅうトンデモな学長の陰謀だこと。まあアイデアとしては個人的には悪くないとは思いますけどね、原作もあるみたいだし、そこは鉄板の面白さなんでしょう。ただ、やっぱりもうちっとお金はかけるべきでしたね。
それにしてもユマ・サーマン、なんか顔が変わってしまったな~。「キル・ビル」シリーズのようなキレカッコイイ感じがなくなっちゃったなと。最近はヒット作にも恵まれていないし、どの方向に行ってしまうのやら。
(C) 2016 Nostromo Pictures SL/ Produccion Audiovisual Nostromo AIE
そんなわけで、本作のB級感も「未体験ゾーンの映画たち2019」に相応しいちゃあ相応しい作品だったかなと。パケ借りすると確実に失敗する一品だとは思いますが、それでもいいやと思えるならば手に取ってみるのも一考です。
【2019年度 Myランキング】(3/30時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
肩甲骨痛いな~
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:運び屋 ★★★★
2位:翔んで埼玉 ★★★★
4位:七つの会議 ★★★☆
7位:グリーンブック ★★★☆
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
3位:ミスター・ガラス ★★☆
<その他ランク外一覧>
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