「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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【 監督 】
クリストファー・ボー
【 原作 】
ユッシ・エーズラ・オールスン
ファレス・ファレス
ヨハン・ルイズ・シュミット
ソーレン・ピルマーク
アンダース・ホブ
ニコラス・ブロ
エリオット・クロセット・ホブ
ビアテ・ノイマン
【あらすじ】
過去の未解決事件を扱うコペンハーゲン警察の捜査班、特捜部Q。
ある時、アパートの壁から3体のミイラが発見され、カール警部補とアサドは捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、遺体の1体と行方不明となっているアパートの住人が、かつて1960年に素行の悪い女子を更生させる女子収容所で面識があることが分かる。
あと2体のミイラは一体誰なのか。捜査線上には、ある巨大な組織の陰が浮かび上がってくる―
【コメント】
さて、今回は待ちに待ったミステリーシリーズの第4弾を鑑賞。『特捜部Q 檻の中の女』、『特捜部Q キジ殺し』、『特捜部Q Pからのメッセージ』に続くデンマークのミステリー「特捜部Q」シリーズ待望の新作です。
今回も、「未体験ゾーンの映画たち2019」の一環として劇場公開されたわけですが、日本でひっそりと公開してDVD出して埋もれて終わり、とするにはもったいないくらい面白い刑事ミステリーシリーズで、事実デンマークでは毎度大ヒットしている大人気シリーズなんです。
そんな大好きなシリーズ第4弾が待望のレンタル開始ということで、GW明けのTSUTAYAで発見しソッコー手に取って鑑賞した次第です。
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(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS20, ZENTROPA BERLIN, ZENTROPA HAMBURG
いや~面白い!やっぱりこのシリーズ、面白い!もはや、「特捜部Q」シリーズにハズレなし!と断言できる、第4弾の本作も最高のミステリーに仕上がってましたね!
アパートの壁の奥から3体のミイラが発見されるという不可解きわまりない事件を発端に、いつもの特捜部Qチームの調査の様子と、過去にさかのぼったの忌まわしい出来事を交錯させながら物語が進んでいく。今回は、カールの相棒である移民刑事アサドの部署異動の話も織り交ぜて、カールとアサドの絆の深さを改めて感じさせる感動シーンもあったりして、よりヒューマニズムなミステリーに仕上がっています。
今回は、“移民”というものが深く物語に関わってきて、移民刑事であるアサドが活躍する場面が多いです。デンマークのことについては詳しくないので多くは語れませんが、アメリカと同様、移民というのが社会問題化しているのでしょうね。
とにかく、オープニングの水辺のシーンから一気に映画にのめり込める完成度があって、ある意味、横溝正史にも通ずる世界観を持つ作品なので、日本人でも十分に共感できる、全然飽きずにミステリードラマに没頭できること請け合いです。
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(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS20, ZENTROPA BERLIN, ZENTROPA HAMBURG
もう何度も言っているのですが、本作は「未体験ゾーンの映画たち」のような小規模のイベントで終わらせてはいけないくらいの面白さを誇る作品なので、もっと扱いを良くしてほしい、もっと劇場館数を増やして単体で劇場公開してほしいシリーズです。
次回作の予定があるかどうかは定かではないですが、原作はまだまだ続いているので、引き続きシリーズを続けてほしいですね。
【2019年度 Myランキング】(5/11時点)
本作は、本年度のベスト10中5位(暫定)にランクイン。
そろそろ汗ばむ季節。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:運び屋 ★★★★
3位:翔んで埼玉 ★★★★
5位:特捜部Q カルテ番号64 ★★★☆
6位:七つの会議 ★★★☆
次点:グリーンブック ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:麻雀放浪記2020 ★☆
<その他ランク外一覧>
蜘蛛の巣を払う女ミスター・ガラスサスペリア劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズアクアマンファースト・マンアリータ バトル・エンジェルTHE GUILTY ギルティキャプテン・マーベルバンブルビーANON アノンダーク・スクールエリザベス∞エクスペリメントハンターキラー 潜航せよシャザム!キングダム
『特捜部Q カルテ番号64』の公式サイトはこちら
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