「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

ウェルナー・デスメット
マルセル・ヘンセマ
グレッグ・ティマーマンズ
【あらすじ】
ある時、6人の女性の全裸死体が発見される。その死体は一様に血を抜かれ、指紋は酸で焼かれており、頭部が無かった。
この事件を担当するのは、はみ出し者の刑事フレディと冷静沈着なボス、フィンケ。しかし、被害者たちに共通点がまったく見られず捜査は難航する。
そんな時、記憶を失ったリナという女性が発見されるが、フレディは彼女が犯人の元から逃げてきたと推測、リナを突破口に独自捜査を開始するが、フィンケはそれを認めなかった。
フレディは次第にリナに惹かれていくが、捜査が進むにつれ思いもよらない方向に事態が動いていく―
【コメント】
久々の三連休。まだまだ梅雨が明けずスッキリしない日が続く中、とりあえずいつものTSUTAYAで週末鑑賞する映画でも物色するかと立ち寄ったところ目についたのが本作。
本作も「未体験ゾーンの映画たち2019」の中で公開された一品で、「特捜部Q」シリーズと同じヨーロッパ発のミステリー物とのこと。ノーマーク映画ではあったものの、パッケージにとても惹きつけられたので、さっそく手に取って鑑賞した次第です。
(C)2017 EYEWORKS FILM & TV DRAMA - PHANTA FILM HTG VOF - ATLAS FILM - ZDF – één
うむ、なかなかに面白かったです。「特捜部Q」シリーズのバディ系ミステリーを意識して作ったのかは定かではないですが、亜流作品っぽい気もしつつミステリーな雰囲気は良かったです。
展開がちょっと見えにくい部分も多かった気がしますが、生首やら交通事故の四肢損壊シーンなど、なかなかにエグイシーンも多く、見応えはありましたね。
主人公フレディとフィンケの正反対な性格もまた良くて、刑事の勘だけで勝手に捜査する、日常はダメ人間なはみ出し者のフレディと、あくまで警察組織の一員として、規範に則った動きをする生真面目なフィンケ。この二人のバラバラな捜査が本作を一層面白い展開にしているし、ラストの男臭い絆も胸熱。本作のキーマンとなるリサの魔性っぷりもなかなかです。
(C)2017 EYEWORKS FILM & TV DRAMA - PHANTA FILM HTG VOF - ATLAS FILM - ZDF – één
いやしかし、本作しかり、「特捜部Q」シリーズしかり、「ミレニアム」シリーズしかり、昨今はヨーロッパ製ミステリーが熱いですな!
残念ながら日本ではヨーロッパ系の映画自体それほどメジャーではないのが残念なところですが、この手のヒューマンミステリーは日本人にはドンピシャだと思います。なのでヨーロッパ製ミステリー、ぜひとも手に取っていただきたいジャンルですね。
【2019年度 Myランキング】(7/13時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
な~んか疲れやすいな~
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
3位:運び屋 ★★★★
4位:翔んで埼玉 ★★★★
7位:七つの会議 ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:麻雀放浪記2020 ★☆
<その他ランク外一覧>
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