「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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【 原作 】
平山夢明
【あらすじ】
孤独な生活を送っているオオバカナコは、自分を変えるため、日給30万の怪しいアルバイトに手を出し、あるダイナーのウェイトレスとして働く羽目になる。そこは、元殺し屋の天才シェフ・ボンベロが経営する殺し屋専用のダイナーだった。
さまざまな殺し屋が訪れ翻弄される毎日を送るカナコ。ある時、殺し屋たちの頂点をめぐり、ダイナーで会食が開かれることになる―
【コメント】
さて、今回鑑賞したのは、著名な演出家・蜷川幸雄の娘、蜷川実花監督である話題作。前々から予告編観てたのでちょっと気になっていた作品であります。
蜷川実花監督で、もう12年も前に劇場で鑑賞した『さくらん』という作品もありましたが、正直それほど面白さは感じなかったのですが、なぜかやっぱり惹かれるものがあったので、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
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(C)2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会
うーん、なんだかね~。まあ悪くはないとは思いますが、完全に蜷川実花監督の趣味は反映された作品ですな。一見してカラフルなのか毒々しいのか分からない色使いと、確実に監督のお気に入りであろうイケメン俳優のキャスティング。ストーリーなんてあってないようなもんで、とにかく蜷川監督の趣味趣向が前面に押し出された作品でしたね。
主役の藤原竜也から、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、小栗旬、金子ノブアキから斎藤工まで、今をときめくイケメン俳優をズラリと勢ぞろいさせ、こんな目立つ殺し屋いねーよとツッコみたくなるようなぶっ飛んだキャラが登場する。斎藤工と金子ノブアキは初っ端ちょっと登場して終わり、小栗旬なんかはメチャクチャ強そうな殺し屋キャラの雰囲気を出しときながらすぐ死んでしまうという。本作はまさにイケメン俳優のムダ遣いといっていいキャスティングです。
まあ映画なんて、監督の趣味でいかようにでも変化するし、監督もイケメンを揃えた映画を作りたい!という方針があったんでしょう、これはこれでアリっちゃアリなんでしょうけどね。色遣いといいキャスティングといい、やっぱり女流監督らしい映画だったかなと思うと同時に、僕はちょっとクドい感じがしましたね。玉城ティナちゃんは可愛かったけど。
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(C)2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会
そんなわけで、僕にはちょいとクドかった蜷川作品でしたが、こういった雰囲気が好きな人は少なからずいるんではないでしょうかね。
ちなみに、9月には蜷川実花監督の新作『人間失格 太宰治と3人の女たち』が公開されます。次は小栗旬主演だそうで、これまた女流監督っぽい雰囲気が漂ってますな。おそらく劇場では観ませんが。
【2019年度 Myランキング】(7/6時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
睡眠時無呼吸症候群。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
3位:運び屋 ★★★★
4位:翔んで埼玉 ★★★★
7位:七つの会議 ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:麻雀放浪記2020 ★☆
<その他ランク外一覧>
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