「ジョン・ウィック：パラベラム」 ★★★★～無双していればもはやOK！

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2019』の掲載にあたって」

無双していればもはやOK！★★★★

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（2019年／アメリカ／130分／John Wick: Chapter 3 - Parabellum） 【　製作総指揮・監督　】チャド・スタエルスキ

【　出演　】キアヌ・リーブスハル・ベリーイアン・マクシェーンローレンス・フィッシュバーンアンジェリカ・ヒューストンマーク・ダカスコスエイジア・ケイト・ディロンランス・レディックサイード・タグマウイジェローム・フリン

【あらすじ】

　裏社会の聖域であるコンチネンタルホテルで殺しをし掟を破ってしまった伝説の元殺し屋ジョン・ウィック。裏社会の秩序を守る組織からの粛清により、ジョンは追放となり1400万ドルの賞金首となってしまう。

　賞金を狙い、次々と刺客に襲われ続けるジョン。それでもジョンは刺客を返り討ちにしていくが、生き延びるため、カサブランカの元殺し屋ソフィアに協力を求める。

　一方、組織はジョンの手助けをしたコンチネンタルホテルの支配人などに制裁を下し、かつ最強の暗殺集団をジョンに差し向ける―

【コメント】

　さて、キアヌ・リーブス久々の当たり役である「ジョン・ウィック」シリーズ。2015年『ジョン・ウィック』、2017年『ジョン・ウィック：チャプター２』からの待望のチャプター3がいよいよ公開ということで、本シリーズが大好きな僕としては非常に待ち焦がれていた作品であります。

　殺し屋の世界から追放されたジョン・ウィック、この直後からの話となるわけで、とにもかくにもまたあのジョン・ウィック無双が観たい！と、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

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　いや面白かった！今回も十分に面白かったッス！ネット上はいろいろと賛否分かれてるみたいですけどね、個人的にはジョン・ウィックが無双していればもはやOK！何の問題もなしです。相変わらず、裁定人やら聖域やらの独特な殺し屋世界観も堪能できるし、本作はそれでいい映画なんです。

　話は前作チャプター2の直後、猶予の1時間の中で逃げ回るところから始まりますが、猶予を我慢できず襲ってくる殺し屋から、馬に乗ったりバイク乗ったりの初っ端からアクションの連続でいきなりテンションMAX状態。容赦なく銃や刀を振り回して襲ってくる殺し屋たちを次々となぎ倒していく、マガジンのチェンジも慣れたもんで、隙間なくチェンジしたかと思えば顔面に何発も撃ち込む情け無用の無双。とにかく本作はそれが見どころでありカッコいいところなんです。

　ハル・ベリーのシーンは正直必要だったか？と思う部分もあったし、アクション盛り込み過ぎてお腹いっぱいなところもありましたが、それはそれで作り手のサービス精神として良しとします。クライマックスのガラスのシーンは、『燃えよドラゴン』と『ポリスストーリー香港国際警察』を彷彿とさせるバトルシーンでしたね。もうね、十分すぎるくらいキアヌの雄姿、堪能させていただきました。

　個人的には、めっちゃ強い日本人役？で出演しているマーク・ダカスコスを久しぶりに観られたこと。その昔、B級アクション映画の主役でメチャクチャビデオが出ていた記憶がありますが、あんなツルッパゲになってもキレキレのアクションをこなしていて、なんだか懐かしい気分になりましたね。

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