「アラジン」 ★★★～過去作品を実写化できる時代

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2019』の掲載にあたって」

過去作品を実写化できる時代★★★

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（2019年／アメリカ／128分／Aladdin） 【　脚本・監督　】ガイ・リッチー
【　出演　】メナ・マスードナオミ・スコットウィル・スミス
マーワン・ケンザリ
ナヴィド・ネガーバン
ナシム・ペドラド
ビリー・マグヌッセン

【あらすじ】

　アグラバーの街に住む貧しい青年アラジンは、猿のアブーと盗みを働きながら暮らしていた。

　ある日、街で王女ジャスミンと出会い、互いに心を惹かれあうが、王族と市民は絶対に結婚できない。野心にあふれる国務大臣ジャファーはそれを利用し、魔法の洞窟にある魔法のランプを取ってくるようアラジンに命じる。

　様々な困難にあいながらも魔法のランプを手に入れたアラジンは、ランプを擦ることによって魔人ジーニーを呼び出してしまい、3つの願いを叶えられるようになる。

　ジャスミンと一緒になりたいアラジンは、一つ目の願いとして架空の国の王子となりジャスミンの前に現れるが、ジャファーはそれを見抜き、魔法のランプを狙う―

【コメント】

　さて、今回TSUTAYAで手に取ったのは、今年の6月に劇場公開されて大好評だった、ご存じディズニーの名作の実写映画化である本作。

　評判がよろしかった本作ではありましたが、う～んディズニーか～と劇場公開時どうしてもオッサン的に食指が伸びず、劇場での鑑賞はスルー。今般めでたくレンタル開始ということで、とりあえず観ておこうと鑑賞してみた次第です。

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　なんか最近あれですな、過去のアニメ作品をリメイクしまくってますなディズニー。要は、過去の名作アニメたちが現在の映像技術でもって実写化できる時代に突入しているということですな。

　本作を観れば一目瞭然、魔法のランプから登場する魔人ジーニーから、空を自由自在に飛び回る魔法の絨毯、どこを切り取っても高クオリティの映像技術で見応えはバッチリ。展開も間違いなしの王道なストーリーだし、誰もが満足するハッピーエンディング。「ホール・ニュー・ワールド」の名曲をはじめとした心躍るミュージカルシーンの数々まで、とにかくこれぞディズニー映画！と感じさせるシーンの連続で、これで楽しめないわけがないという絶対的安定な作品です。

　特筆すべきは、なんといっても魔人ジーニー役のウィル・スミス。普段のウィル本人そのまんまのキャラクターがジーニーに反映されていて、心底愉快にさせてくれるテンションの高さ。もはやジーニーはウィル・スミスしか演じることはできないと思わせるくらいにドハマり役です。

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　正直言ってしまうと、ディズニー作品はどれも間違いなく楽しめる絶対的安定作品過ぎて、個人的にはワクワク感があまりないんですよね。この映画は面白いのかつまらないのか、映画は観る前にこれを感じさせてこそ胸がときめくというもの。過去作品に再度手を付けるのも結構ですが、もうちょっとワクワクさせる変化球な映画を作ってほしいところです。

【2019年度 Myランキング】（10/19時点）

　本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

　また台風来てるのか！

（ベスト）…　★★★☆以上が基準

　　１位：ジョーカー ★★★★★

　　２位：アベンジャーズエンドゲーム　★★★★☆

　　３位：ゴジラキング・オブ・モンスターズ　★★★★☆

　　４位：運び屋　★★★★

　　５位：ホテル・ムンバイ ★★★★

　　６位：翔んで埼玉　★★★★

　　７位：ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★★★★

　　８位：クリード炎の宿敵　★★★★