「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
ジェームズ・マンゴールド
【あらすじ】
1963年アメリカ。
“ル・マン24時間耐久レース”で6連覇の快進撃を続けるモータースポーツ界の王者フェラーリ。それを阻止すべく、アメリカ最大の自動車メーカー、フォードは、元レーサーで今はカー・デザイナーとして活躍していたキャロル・シェルビーにフェラーリに対抗するモーターカーの開発を依頼する。
過酷な難題を突き付けられたシェルビーは、気は短いが凄腕の英国人レーサー、ケン・マイルズをチームに迎え入れ、この挑戦に挑む―
【コメント】
毎年この時期になると公開されるのが、「アカデミー賞最有力!」の看板を掲げた作品。今回鑑賞した本作もその部類に入る作品で、文字通り今年度アカデミー作品賞にノミネートされているわけです。
ぶっちゃけカーレースや、もっと言えば車自体にあんまり興味のない僕ですが、国内外での評判がすこぶる良いし、アカデミー作品賞ノミネートとなればこりゃ観ないわけにはいかないなと、「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
いや~面白かった!カーレースや車に興味のない僕ですが、爽快なレースはもとより、車とレースに熱い情熱を注いだ男たちの熱いドラマに興奮する、レース映画の佳作でしたね。
実録モノなのでストーリーはいたって単純。フェラーリに勝つために奮闘するメカニックやドライバーの試行錯誤を2時間半かけて描いているわけですが、話が分かりやすいからドラマにも入り込みやすいし、なにより主人公シェルビーと変わり者のケン・マイルズが力を合わせ、時には反目し合いながらも、あふれんばかりの情熱をレースと車に注いでいる男たちの姿が何より熱い!特にクライマックスのル・マンのレースシーンは爽快で圧巻の一言。カーレースに興味のない僕でも手に汗握る熱さを持った見応えです。これは、W主演のマット・デイモンとクリスチャン・ベールのキャスティングが大いに生きていると思いますね。マット・デイモンもさることながら、偏屈だけど天才肌の雰囲気を醸し出すガリガリに痩せたクリスチャン・ベールの熱演が光っています。本作はこの二人以外ありえないくらいのベストキャスティングだったと思います。
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
本作のポイントって、現大統領であるドナルド・トランプが掲げる「もっと自国に目を向けよう、もっとアメリカを豊かにしようぜ」というところにリンクしてるのかなと。企業のCEOや経営層だけじゃない、シェルビーやケン・マイルズといった技術のエキスパートたちが企業を支えているんだぞ!というメッセージが伝わってきたような気がします。なんか、CMもTBSドラマ「下町ロケット」のナレーションを使っているしね。
とにもかくにも、男たちの熱いドラマ、2時間半という長尺ながら劇場で観る価値は十分にあると思います。
【2020年度 Myランキング】(1/19時点)
本作は、本年度のベスト10中2位(暫定)にランクイン。
仕事増えてきた。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:フォードvsフェラーリ ★★★☆
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>

