「学園ギャング」　★★★～韓国版クローズZERO

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

「『シネマ報告書2020』の掲載にあたって」

韓国版クローズZERO★★★

（2019年／韓国／94分／Gang） 【　脚本・監督　】チョ・バルン【　出演　】

チャ・ジヒョク

チョ・ソンギ

ペク・ジェミン

イ・ジョンヒョン

キム・デハン

【あらすじ】

　手の付けられない暴れ者のチェ・ジフンは、高校を退学させられ、韓国でも屈指のワルが集まるテフン学園に転入させられる。

　ジフンはこの学園でテッペンを取るべく意気込むが、学園にはルールがあった。それは、テッペンを取りたければ地下のファイトクラブで戦い勝ち抜けることだった。

　様々な強敵と戦い仲間を増やしていくジフンだったが、そこに事故で意識不明だった無敵の総番長デホが現れ、ジフンは瞬く間に仲間を失っていく。ジフンはデホに勝つために虎視眈々と機会を狙っていく―

【コメント】

　さて、今週末も目ぼしい新作映画が公開されず寂しい中、いつもの行きつけのTSUTAYAで新作棚を物色してたところ目についたのが本作。劇場未公開の韓国映画ですね。

　昔からヤンキーのケンカものが好物の僕ですが、その韓国版ということで非常に気になり手に取ってみた次第です。

　ほほーん、なるほどね。ぶっちゃけて言うとほぼほぼ『クローズZERO』そのまんま、韓国版『クローズZERO』でしたね。かなりこじんまりした『クローズZERO』でしたけども、まあそこそこ楽しめましたかね。

　この手のヤンキーものって日本独自の文化というか日本国内でしか通用しないシチュエーションかと思っていたんですが、意外と韓国でもしっくり来ていたみたいで不自然さが無かったのはよかったです。なだかんだで、日本と韓国の文化ってかなり似てるんだなーと。というか、この監督絶対に『クローズZERO』観てるだろ、大好きだろと小一時間。暴れん坊の転校生が有名なヤンキー学校でテッペン目指すという、そのまんまもそのまんまの展開。ラスボスのデホなんか、見た目が小栗旬にクリソツだと感じたのは僕だけでしょうか。

　そのほか、主人公のパンツがキティちゃんだったりドラゴンボールネタがあったりもして（著作権の関係なのかパンツやキーホルダーがモザイク掛かってましたが）、確実に監督は日本大好きなんでしょう。