「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

【あらすじ】
日本の政財界に絶大な支配力を持つ闇ギャンブル倶楽部“賭郎”。勝負に負けたものは命すら奪われてしまうといわれる闇の勢力だった。
その賭郎の頂点に立つべく“屋形越え”に挑み敗北、会員権をはく奪されてしまった通称“嘘喰い”と呼ばれる斑目貘は、ひょんなことから知り合った無一文の梶と手を組み、賭郎の会員権を取り戻すべく闇カジノを荒していく。
そして、屋形越えをしようと倶楽部を荒す新会員の佐田国一輝に勝負を挑む―
【コメント】
さて、今回劇場で鑑賞したのは、またもや漫画原作の実写映画化である本作。ヤンジャンで連載していた漫画で、もうすでに連載は終了しているようで、漫画にとんと疎い僕はもちろん原作知りません。劇場のチラシで初めて知った感じ。
と言いつつも、負ければ死、命を懸けた騙し合いのギャンブルという、いかにも「カイジ」を彷彿とさせる内容に、ギャンブル全然しないのにこの手の映画に目がない僕としては観ないわけにはいかないだろうと、、2月三連休の初日、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
(C)迫稔雄/集英社 (C)2022映画「嘘喰い」製作委員会
うむ、まあいかにも漫画チックな設定やキャラばかりだし流れも想定の範囲内、だけどイカサマ上等の騙し合いデスゲームというジャンルはやっぱり観ていて面白い。僕はそれなりに楽しんで観ることができましたね。もっとも、本作の監督が「リング」シリーズの中田秀夫と聞いて、ちょいとあった一抹の不安はおおよそ的中。展開は面白いし嫌いじゃあないんだけど、要所要所演出の古臭さが目立つ。わざとらしさというか、そのセリフ回し90年代だぜといった部分が多く見られるんですよね、中田監督は。まあこれは「スマホを落としただけなのに」シリーズでもちょこちょこと感じた演出ですが。
とはいえ、髪を銀髪に染め上げて主役・班目獏を演じた横浜流星君のキャラクターは、ダークヒーロー的なカッコよさがあって非常にハマり役。クールでありユーモラスでありキメる時は完膚なきまでにキメる。既視感アリアリのキャラではありますが、流星君のようなシャープなイケメンが演じればバシッと様になる。バディのヘナチョコキャラ梶を演じた佐野優斗君も班目と対照的なキャラでとても良い。この二人の頑張りが本作を何とか楽しませる作品にしていたと思いますね。
しかしながら、僕のお気に入り白石麻衣ちゃんに関しては・・・もっと頑張れよという言葉以外ないっす。闇カジノを経営するヤクザの女組長という設定でありながら啖呵があまりにもヘタ過ぎ。荒々しい言葉を言い慣れてないんだろうなーという感じなんですが、どうしてもそこが気になり過ぎちゃって邪魔になってるんですよね~。まだまだ演技が途上なのは致し方ないとしても、もっとできる女優さんいただろうにと感じずにはいられませんでしたね。まあ可愛いので許しますが。
(C)迫稔雄/集英社 (C)2022映画「嘘喰い」製作委員会
あのエンディングは、続編は特に想定していないという感じでしょうか。原作は長いし、続けようと思えば続けられるんですけどね、流星君ハマってたし代表作にできそうな気もしますが。
とりあえず一発モノとして終わらせた感はありますが、ラスボスの切間との決戦をぼやかした感じで終わるのでスッキリしないといえばスッキリしない。要するに知りたきゃ漫画読めということなんでしょう。
ちなみに映画鑑賞後、カリカリ梅を買って帰ったのは言うまでもありません。
【2022年度 Myランキング】(2/11時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
2月なのにまだ寒い。
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