「３５５」　★★★～スパイアクションも女性の時代

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

「『シネマ報告書2022』の掲載にあたって」

スパイアクションも女性の時代★★★

ジェシカ・チャステイン

ペネロペ・クルス

ファン・ビンビン

ダイアン・クルーガー

ルピタ・ニョンゴ

エドガー・ラミレス

セバスチャン・スタン

【あらすじ】

　南米の麻薬カルテルが開発した、あらゆる機器をハッキングするデバイスが、特殊部隊の諜報員ルイスにより盗まれる。

　デバイスを奪還すべく、各国がエージェントを派遣、CIAのメイス、ドイツ連邦情報局のマリー、MI6のハディージャ、心理学者のグラシー、そして中国政府のリン・ミーシェンがチームを組み、世界を混乱に陥れるルイスの陰謀に立ち向かう―

【コメント】

　今年なんか映画鑑賞数が少なめだな～。

　今月劇場公開作品に目ぼしいものがないこともありますが、何より痛手はやっぱり行きつけのTSUTAYAが潰れてしまったこと。今はTSUTAYA DISCASで取り寄せての鑑賞なんですが、なかなかレンタルのルーチンがハマらず四苦八苦しているところで、結果レンタル本数も少なくなるという状況。まあいろいろとサービス機能があるみたいなので今年は手探りで取り寄せていくかと感じている今日この頃です。

　そんな中で取り寄せした作品が本作。女性スパイアクションとお見受けした本作、劇場公開時ちょっと気になってはいたんですが結果的にスルーしてしまったので、今般取り寄せのうえ鑑賞と相成った次第です。

　うむ、なるほどね。「007」シリーズや「M:I」シリーズといった昔からあるいわゆるスパイアクションの女性版、しかも、各国のアクトレスを起用した豪華絢爛なチームものということで、スパイアクション映画もいよいよ女性の時代なんですな～としみじみ感じた次第です。

　スパイアクションとしては王道のフォーマット、世界を恐怖に陥れるデバイスを巡り、エージェントと国際テロ組織が対峙するといったもの。ここでポイントなのが、やっぱり各国の豪華美女スターが同じスクリーンに集い、チームとして協力しながらアクションを繰り広げるといったところ。ジェシカ・チャスティンやペネロペ・クルス、ルピタ・ニョンゴ、ダイアン・クルーガーやファン・ビンビンといったキレイどころがエージェントとして銃を撃ちまくり、格闘術でもって憎き男ども？をバッタバッタとなぎ倒す。それぞれのエージェントのドラマもあり単純なアクションものではない奥ゆかしさを演出してるし、なかなかに楽しめる作品だったと思います。

　昨今の女性ファーストな部分や、白人・黒人・アジア人といった多様性を持たせた典型的な作品だったかと思いますね。これだけの豪華キャストだから、作り手は確実にあわよくば続編とか考えていると思いますが、残念ながらそれほど続きが観たいと思わせるほどの魅力あるアクション映画ではないことも事実。時代に合わせた設定ではあるものの、それがイコール面白さにつながるわけではないようです。

【2022年度 Myランキング】（10/22時点）

　本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

　作業失敗！

（ベスト）…　★★★☆以上が基準

　　１位：スパイダーマンノー・ウェイ・ホーム ★★★★☆

　　２位：トップガンマーヴェリック ★★★★☆

　　３位：シン・ウルトラマン ★★★★☆

　　４位：さがす ★★★★

　　５位：キングダム2 遥かなる大地へ ★★★★

　　６位：ザ・バットマン ★★★★

　　７位：ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス ★★★☆

　　８位：アキラとあきら ★★★☆