「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

ロビン・スティル
マイケル・ビレラ
デブラ・デリソ
アンドレ・ホノレ
【あらすじ】
アメリカのとある町で、凶悪な殺人鬼が精神病院を脱走したニュースが報じられていた。
ハイスクールに通うトリッシュは、両親が家を留守にする週末、バスケットボール部の仲間たちを自宅に招き女子会を開くことになった。
女子会の晩、電気ドリルを持った殺人鬼がトリッシュの家に侵入、トリッシュらを恐怖に陥れる―
【コメント】
都内の映画館で今年も開催されました、世界のB級映画の祭典「未体験ゾーンの映画たち2023」。今年も豊富なラインナップで、B級な映画好きとしては観てみたい作品が目白押しです。
僕は昨年末に動画配信サービス「U-NEXT」に入会しいろいろと重宝してるんですが、なにやら「未体験ゾーン~」とU-NEXTが連携しいち早く作品がU-NEXTで観られることを知り、これを活用しない手はないぞと、未体験作品群の中からチョイスしてみた次第。
チョイスしたのが、B級映画のドン、ロジャー・コーマン御大の製作総指揮による80年代のティーン系スラッシャーホラーである本作。40年もの長きにわたり日本未公開でしたが、未体験ゾーンにより日の目を見た作品を観ないわけにはいかないでしょうと、さっそく観てみた次第です。
(C)1982 New World Pictures
いや~良いですね。40年も前の映画なので古臭さは否めないものの、それに加えて雑さ安っぽさバカバカしさも相まって、B級好きにはたまらないスラッシャー映画だと思います。80年代は僕の青春年代でもあるので、雰囲気の懐かしさも含めて終始ニヤニヤしてツッコミ入れながら楽しませていただきました。
そんな本作のポイントは以下の3つです。
1.お好きな方だけどうぞの古典スラッシャー
2.低予算ならではのサービス精神は満点
3.続編3本の存在確認!日本公開激しく希望
先にも書いたとおり40年前の映画であることに加えて明らかな低予算映画なので、完成度は推して察するべし。真面目に観ちゃいけません。それこそこの手のマニアしか受け付けない作品なので、寛大な心で鑑賞する必要がありますね。
そこらへんを押さえておけば、昨今のティーンたちが頭のおかしい殺人鬼に理不尽にブッ殺されまくるという定番の展開が40年前から既にフォーマット化されていたということが分かると思います。
また、殺人のアイテムとして登場するハンディの電気ドリルというのもポイントですね。当時色々なアイテムでもってティーンどもをブッ殺す作品が量産されていましたから、映画会社がいかに残虐な殺し方のアイデアを出して試行錯誤していたかが見て取れます。
ただ、ピザの店員の殺され方はもうギャグにしか見えませんでしたが、そういった怖がらせているのか笑かしに行ってるのか分からないところも、この手の低予算ホラーの醍醐味です。
低予算の点でいくと、77分という短尺の潔さも良いし、ムダに女子のヌードのようなお色気シーンが映し出されるところも低予算ならでは。お●ぱいやケツがムダに長回しされているのは笑わせていただきました。ある意味観る価値ありですw
(C)1982 New World Pictures
そんなわけで、B級映画の帝王ロジャー・コーマンのスラッシャーホラー、堪能させていただきました。タイトルのスランバーパーティーってパジャマパーティーのことらしいです。
ちなみに本作、調べてみたところ続編が3本あることが確認できました。
・1987年『Slumber Party Massacre II』
・1990年『Slumber Party Massacre III』
・2021年『Slumber Party Mssacre』
うーん観たい!激しく観たい!
未体験ゾーンさん、来年のラインナップにはぜひとも上記3本を加えていただきたい!宜しくお願いします!
【2023年度 Myランキング】(2/3時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
辛いラーメンで急な下痢。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 ★★★☆
2位:非常宣言 ★★★☆
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
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