「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

バージニア・ガードナー
メイソン・グッディング
ジェフリー・ディーン・モーガン
【あらすじ】
ロッククライミング中に夫を落下事故で亡くしたベッキーは、1年が経った現在も悲しみから立ち直れず、父親とも険悪な関係にあった。
親友のハンターは、なんとかベッキーを立ち直らせようと、アメリカの荒野にそびえ立つ現在は使用されていない地上600メートルもの高さを誇るテレビ塔に登ることを提案する。
ベッキーはハンターとともにテレビ塔を上ることを承諾、勇気を振り絞りテレビ塔の頂上へ到達することに成功する。
しかし、老朽化が激しいテレビ塔の梯子が突如として突然崩れ落ち、2人は頂上に取り残されてしまう。2人は何とか地上に降りようとするのだがー
【コメント】
さて、今回劇場鑑賞した作品は、久しぶりのワンシチュエーションスリラーである本作。
本作を何で知ったんだっけかな~YouTubeだったっけな~と出所の記憶が曖昧なんですが、この手のワンシチュエーションスリラーは久しぶりだったので、前々からちょっと気になっていた作品です。
とはいえ、都内でも都心の数館でしか劇場公開されていないようなので、本作を観に新宿まで足を運び、これまた久しぶりの「新宿バルト9」で鑑賞した次第です。
ちなみに、本作はパンフレット作ってないみたいです。
(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
いやぁ~ヒヤヒヤしたな~。僕はとりわけ高いところは苦手ではないんですが、地上600mであんなに足場が無ければ誰でもヒヤヒヤしますって。内容はともかくとして、大画面で観る地上600mの臨場感は物凄いです!僕は終始、股間をヒュンヒュンさせながら観てましたね。
そんな本作の見どころ3つは以下のとおり。
1.高所恐怖症の方は鑑賞要注意!
2.意外などんでん返しあり!
3.だけどラストあっさりしすぎ
とにかくですね、本作は高所恐怖症の方は鑑賞要注意、臨場感がハンパないです。さすがにCG撮影でしょうけどリアル過ぎ、昨今の技術は凄いなーと改めて感じましたね。高所恐怖症ではない僕ですら、チ●チ●がキューっと上がってくるような感覚があって、そんな僕がこんな感じになるんだから、高所恐怖症の人は見てられないんじゃないかなー。グロくないけど意外と閲覧注意映画ですね。
内容としては、既存のワンシチュエーションスリラーのテイを踏襲しつつ、ドラマ要素を盛り込んでいるので、一層キャラに感情移入しやすい。とはいえ、そのドラマで穴埋めしている部分もあって尺稼ぎしている所はちょっと気になりましたかね。
ただ、既存のワンシチュエーションスリラーと違うのは、クライマックス直前に意外な真相が明かされるのは見事に騙されましたね。むしろ、これが本作のキモだったのかなーとも思います。
とはいえ、ラストの展開はアイデア不足だったのか、苦労することなくあっさりと終わってしまったのはちょっと不満。展開的には斬新なアイデアを持って、命を懸けて勇気を振り絞って地上に降り立つというのがセオリーと思ってたんですが、その最大の見どころをザックリとカットしてしまったのは実にもったいない。
まあでも、あの高所の臨場感を味わえただけでも観る価値はあるかなと思います。
(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
最近はこの手のワンシチュエーションスリラーは見受けられないですな。過去にアホほど量産されてましたからね、もしかしたら本作のような高所系の作品もあったかもしれません。だけど、臨場感という意味では本作を超えるスリラーはないでしょう。ぜひ劇場で観ることをお勧めします。
【2023年度 Myランキング】(2/4時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
念願の品物がやっと届いたぜ!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 ★★★☆
2位:非常宣言 ★★★☆
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
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