「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

タン・ウェイ
イ・ジョンヒョン
コ・ギョンピョ
パク・ヨンウ
キム・シニョン
【あらすじ】
とある男性が山頂から転落死する事件が発生、捜査にあたった刑事ヘジュンは、被害者の妻であるソレに事情聴取を行う。
ヘジュンは、この事件が事故死ではなく殺人ではないかとソレに疑念を抱く。しかし、それと同時に、ヘジュンとソレは互いに心が惹かれ始めていた―
【コメント】
さて、今回劇場で鑑賞したのも韓国映画。昨今は韓国映画の全国公開が多いですな。
本作は『オールド・ボーイ』の巨匠パク・チャヌク監督待望の最新作。同監督作品の2016年『お嬢さん』はどうも肌に合わなかった作品だったのですが、本作の予告は実に面白そうだったので、一路「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
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あー、こりゃまた難しい映画を観てしまった・・・
まあ、本作は映画芸術のカンヌ国際映画祭で監督賞受賞してるし、過去にも数々の作品で受賞してますからね、小難しくて当たり前と言えば当たり前でしょう。とはいえ、やっぱりこの手の芸術路線の作品は、分かりやすくストレートなテーマ性を持った作品が好きな僕としては苦手な分野ですね。
ということで、本作の言わんとしていることに関する考察については、僕は早々にギブアップすることとして、僕が感じた本作のポイントは以下の3つです。
1.ミステリーじゃなく大人の純愛映画
2.とはいえ理解は難しい
3.詳しくは「別れる決心 考察」で検索
本作を観るにあたり、もしかしたら僕は視点を間違っていたのかもしれないですね。
本作の見どころは、事故死か他殺かで揺れる捜査の中で、魔性の女たる妻へ疑惑を向け、こいつが犯人なのか違うのかという、過去の映画でいくとシャロン・ストーンの『氷の微笑』的なミステリーだと思ってたんですが違いましたね。
本作は所謂犯人当て的な推理的なものではなく、そういったミステリーな下敷きの中で揺れ動く、大人のピュアなラブストーリーですね。なので、事故死か他殺か云々の部分は意外とどうでもよくて(というか最後までハッキリしない)、刑事と容疑者という関係で揺れ動く禁断の純愛を堪能すべき作品なんでしょう。
とはいえ、全体的な感想としては理解が難しい部分が多く、いろいろとギミックは仕掛けてあるんですが、それが一体どういうことを表しているのか、何を象徴しているのかに関しては、かなりの目利きじゃないと難しいと思います。単純なミステリー作品やラブストーリー作品ではありませんのでご注意を。
とりあえず魔性の女ソレを演じたタン・ウェイの美しさだけは良かったなと。
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そんなわけで、本作の考察については自力では無理でしたので脱落です。まあ、相変わらずの韓国映画の空気感やラストの衝撃的な結末だけでも良しとしましょう。
本作の考察については、「別れる決心 考察」で検索すると様々なブログで検証しているので、それぞれの考察から自分なりの答えを見出すのが賢明かと思われます。
【2023年度 Myランキング】(2/26時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
ライブってやっぱり最高ですな!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 ★★★☆
3位:非常宣言 ★★★☆
6位:#マンホール ★★★☆
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
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