「グランツーリスモ」★★★☆～サクセスってやっぱりあるんだな

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

「『シネマ報告書2023』の掲載にあたって」

サクセスってやっぱりあるんだな★★★☆

（2023年／アメリカ／134分／Gran Turismo） 【　製作・監督　】ニール・ブロムカンプ 【　出演　】

アーチー・マデクウィ

デビッド・ハーバー

オーランド・ブルーム

ジェリ・ハリウェル・ホーマー

ジャイモン・フンスー

平岳大

【あらすじ】

　ビデオゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年ヤン・マーデンボローは、大学にもいかず、元サッカー選手の父親からいつも苦言を呈されていた。

　ある時、同ゲームのトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するプログラム“GTアカデミー”にヤンが選抜され、父親の反対を押し切って参加する。

　想像を絶するトレーニングにも必死で絶えたヤンは、ついにレースのデビュー戦を迎えるが、そこでも数々の試練が待ち構えていた―

【コメント】

　ということで、今年も無事5ちゃんねるに恒例のスレが立ちました！

　「★投票★ 今年のベスト映画＆ワースト映画 2023」

　事前の予告もなく、今年はもしかしたら立たないのでは・・・と言う不安も一時ありましたが、無事スレ立てがありました。毎年お疲れ様です！　そんなスレ立て人の苦労に報いるべく、僕も本ブログでせっせとランキングを作成してまいりましたが、今年もそろそろ締めのようですね。

　そんなわけで、今回鑑賞したのが本作。動画配信サービス「U-NEXT」で配信が開始されていて、劇場公開時は少し気になっていた作品です。

　ぶっちゃけレースというものに興味がない僕としては結果的にスルーしたものの、『第9地区』や『チャッピー』のニール・ブロムカンプ監督ということで、やっぱり観てみようと鑑賞してみた次第です。

　いやー面白かった！王道中の王道ともいうべきサクセスストーリー。テンプレどおりのストレートなサクセスですが、本作の題材であるレースよろしくとても爽快なストーリーに仕上がってましたね。

　カーレースにもゲームにも興味ない僕でも、主人公が苦難を乗り越えてのし上がっていく王道のサクセスストーリーは観ていてワクワクしましたね。

　そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

１．ストレートで爽快な王道サクセスストーリー

２．レース映画としても秀逸

３．サクセスってやっぱりあるんだな

　大学にもいかずレースゲームに熱中する一介のゲームニートの主人公ヤンが、ゲームの好成績をきっかけに親の反対を押し切ってレーサー訓練生となり、厳しい訓練を経てプロレーサーになる。

　最初は惨憺たる結果となるものの、持ち前の根性でめきめきと頭角を現し、ゲーマーからプロレーサーとなった人間として一躍話題に。しかしそんな中で、レース事故により大ケガを負い他のレーサーも巻き込んで事故死させてしまったことで深い罪悪感にさいなまれ、一度は再起不能になりかけるも、クライマックスのル・マンで見事復活を果たす。

　もうね、絵に描いたようなサクセスストーリーなんですが、これが実話だっつーから凄い。迫力のカーレースシーンも、レースゲームを模したような映像演出が施されて凝っているし迫力も満点。レース映画としても秀逸だったと思います。