Quantcast
Channel: そんなことより恋をしろ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1593

「ラストマイル」★★★☆~MIU404とアンナチュラルはオマケ程度

$
0
0
※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2024』の掲載にあたって

 
MIU404とアンナチュラルはオマケ程度
★★★☆
(C)2024「ラストマイル」製作委員会
 
(2024年/日本/128)
 
【 監督 】
塚原あゆ子
 
【 脚本 】
野木亜紀子
 
【 出演 】
満島ひかり
岡田将生
ディーン・フジオカ
大倉孝二
宇野祥平
火野正平
阿部サダヲ
石原さとみ
井浦新
窪田正孝
綾野剛
星野源
 

 


 

【あらすじ】

 

 大手ショッピングサイト“DAILY FAST”では、最大のイベントである11月のブラックフライデーを前に関東センターは慌ただしくなっていた。そんな中、関東センター長として舟渡エレナが着任する。

 しかし、エレナの着任早々、関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が連続して発生する。

 エレナは、何としてでもセンター配送を止めないよう、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが、その裏には意外な真相が隠されていた―

 

 

【コメント】

 

 さて、今回劇場で鑑賞した作品が、TBSのドラマ「MIU404」と「アンナチュラル」がクロスオーバーすることで話題のサスペンス映画である本作。

 本作は劇場のチラシを見て知り、面白そうだなと密かに目を付けていた作品でしたが、よくよく見ると「MIU404」と「アンナチュラル」がクロスオーバー作品ということで、おいおいどっちも観てねーぞとやっぱりスルーしようかとも考えていました。

 折しもこの日、我が家のHDDレコーダーからDVDが取り出しできない故障事案が発生、電気屋へ持ち込み修理依頼をかけた帰り道、やっぱり観てみようかと「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 レイトショーの時間帯でありながら席ほぼほぼ埋まっている満員御礼、パンフレットも既に売り切れ状態。ドラマって凄い人気だったのね。

 

(C)2024「ラストマイル」製作委員会

 

 いやー面白かった!爆弾事件に翻弄されるネットショッピング会社のセンター長たちが真相を突き止めていくサスペンス・エンタテイメント。伏線回収型のよく練られたシナリオと、これってでAmazonじゃねーの?と思わせるようなネットショッピングの内情がよく分かるしっかりとしたリサーチ力。これらをうまく絡めて、ノンストップのサスペンスフルな映画にした製作陣は素晴らしい!邦画の底力を発揮した良作だったと思います。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.よく練られたシナリオとリサーチ

2.ネット販売の内情がよく分かる

3.「MIU404」と「アンナチュラル」はオマケ程度

 

 もうね、とにかく冒頭でネットで買った商品で古アパートが爆発するオープニングから、満島ひかり演じる新センター長と岡田将生演じるチーフマネージャーが、警察と対峙しながらもセンターの回転率を止めないよう奔走し、その間に事件の真相に近づこうと調査する。

 いったい誰が爆弾を仕掛けた犯人なのか、映画に登場する全員が犯人でおかしくない先の見えない展開や、要所要所に仕掛けている伏線、そしてクライマックスで待っている切ない人間ドラマ。犯人当てミステリー的な要素と、仕掛けられた爆弾を回収しようとするサスペンスフルな展開、クライマックスの見事な伏線回収、切ない人間ドラマ。すべての面白要素が詰まっていて最後まで見入ってしまいましたね。

 もっとも、伏線の回収がやや見事過ぎてあざとすぎたかなーという感じもありましたが、原作に頼らないオリジナル脚本でここまで出来るじゃんかーと、改めて邦画エンタメの面白さを実感できましたね。しかもテレビ局系でここまで出来たのも素晴らしいと思います。

 

 あと、今や生活で欠かせなくなったネットショッピング、Amazonとか楽天とか、そういったネットショッピングってこういった感じになってるんだなと改めて知りましたかね。注文して1~2日で我が家に届くまでの過程、受注して梱包して発送して宅配会社に引き渡して~といった過程で、いかに多くの人間や会社が絡んでいるのかということを知る意味でもよくリサーチされていると感じましたね。

 

(C)2024「ラストマイル」製作委員会

 

 ちなみに、鑑賞当初の僕の懸念事項だった「MIU404」と「アンナチュラル」の未見問題ですが、監督と脚本家が言っていたとおり本当にオマケ程度、豪華なスペシャルゲストという位置付けだったので、僕のようにどちらも観てない人でも十分鑑賞に堪えられます。

 スペシャルゲストとはいえ、綾野剛や星野源、石原さとみ、井浦新といった豪華キャストの出番は十分にあるし、役割も明確なので「この人たちは何なの?」といった疑問は湧きません。本当にうまくクロスオーバーしていたと思います。

 なので、面白そうだけどドラマ観てないしなーという人でもご心配なく鑑賞して問題ないことを申し添えておきますね。

 

 

【2024年度 Myランキング】(8/24時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 保険料がまた高くなった。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:PERFECT DAYS ★★★★★

  2位:DUNE デューン 砂の惑星 PART2 ★★★★☆

  3位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ★★★★

  4位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 ★★★★

  5位:マッドマックス:フュリオサ ★★★★

  6位:デッドプール&ウルヴァリン ★★★★

  7位:キングダム 大将軍の帰還 ★★★★

  8位:帰ってきた あぶない刑事 ★★★★

  9位:シティーハンター(未) ★★★★

 10位:ゴールデンカムイ ★★★☆

  次点:カラオケ行こ! ★★★☆

     ライド・オン ★★★☆

     密輸 1970 ★★★☆

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ハンガー・ゲーム0 ★★

  2位:ザ・ウォッチャーズ ★★☆

  3位:映画 マイホームヒーロー ★★☆

 

<その他ランク外一覧>

エクスペンダブルズ ニューブラッドコンクリート・ユートピアアクアマン 失われた王国ある閉ざされた雪の山荘でLift リフト(未)バッドランド・ハンターズ(未)哀れなるものたちファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ身代わり忠臣蔵雪山の絆(未)ボーはおそれているマダム・ウェブネクスト・ゴール・ウィンズARGYLLE アーガイル落下の解剖学ポップスが最高に輝いた夜(未)変な家サンクスギビングTALK TO ME トーク・トゥ・ミーゴーストバスターズ フローズン・サマーオッペンハイマーロードハウス 孤独の街(未)エクソシスト 信じる者恐怖の報酬(未)DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望REBEL MOON パート1:炎の子(未)ゴジラ×コング 新たなる帝国EBEL MOON パート2:傷跡を刻む者(未)エレベーター・ゲーム劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・班目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血猿の惑星 キングダムバッド・デイ・ドライブマッチング範馬刃牙VSケンガンアシュラ(未)DOGMAN ドッグマンUltraman:Rising(未)セーヌ川の水面の下に(未)バッドボーイズ RIDE OR DIEクワイエット・プレイス DAY 1宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきましたビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー(未)シャクラフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンもしも徳川家康が総理大臣になったらハンテッド 狩られる夜ツイスターズ悪魔がはらわたでいけにえで私レディ加賀梟 フクロウ犯罪都市 NO WAY OUTフォールガイ毒娘新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!ラストマイル

 


 
 
 

 

『ラストマイル』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 
映画 ブログランキングへ

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1593

Latest Images

Trending Articles



Latest Images