「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
年明けにふさわしい圧巻のミュージカル
★★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2012年/イギリス/158分/Les Misérables)
【 監督 】
トム・フーパー
【 原作 】
ヴィクトル・ユゴー
【 出演 】
ヒュー・ジャックマン
ラッセル・クロウ
アン・ハサウェイ
アマンダ・サイフリッド
エディ・レッドメイン
アーロン・トヴェイト
サマンサ・バークス
イザベル・アレン
ダニエル・ハトルストーン
コルム・ウィルキンソン
ヘレナ・ボナム=カーター
サシャ・バロン・コーエン
【あらすじ】
1815年フランス。
妹のためにたった一つのパンを盗んだために19年間の監獄生活を送っていたジャン・バルジャン。ある日、監督官ジャベールから仮釈放を与えられるが、罪を背負ったバルジャンに世間の目は冷たかった。
そんなバルジャンに手を差し伸べた司教に対し、彼は銀の食器を盗むが、それすらも司教は許す。
司教の聖人たる心に胸を打たれたバルジャンは、身も心も入れ替えることを誓い、新たな人生を送るが―
【コメント】
さて2013年、新年一発目の映画鑑賞にあたり、年末に見逃した作品でも観ようかと本作『レ・ミゼラブル』を選択。年始にミュージカルってなんかイイ感じじゃん、という気持ちもありましてね。
しかしながら本作、158分という超大作、しかも誰もが知っている文芸作品というだけあって、ちょいと鑑賞には気合を入れた次第。
僕がちっさい頃は「あゝ無情」って言ってたんですけどね。ジャン・バルジャンとかいう人が銀の食器を盗んでうんたらかんたら…っつー超ザックリとした記憶しかなくてですね、話自体はほとんど憶えてないんです。
学校でも推薦図書みたいな扱いをされていましてですね、元来エンタテイメント好きな僕としては敬遠するものではあったんです。なので、ちょっと本作の鑑賞は思い切った感はあったんですね。
エンドロール後、ほんと観て良かったな~と。新年一発目、さっそく大号泣です。
僕自身、ミュージカル映画自体に拒否反応はないんですが、例えば『雨に唄えば』のように陽気でユーモラスなミュージカルが好きでして、本作のようなガチでシリアスなミュージカルはちょいと苦手だったんです。
でも、本作は本当に素晴らしい!ストーリーの壮大さを伺わせるオープニングから、キャストの生声を使った素晴らしい歌の数々、前半のアン・ハサウェイの独唱ですでにやべぇ…泣きそう…状態でして、ジャン・バルジャンが天に召されるクライマックスはもう涙なしでは観られない!嗚咽に近い涙を、周りの観客の迷惑にならないよう必死に抑えてました。まあ、抑える必要はないんですが。
とにかくジャン・バルジャンの数奇な人生を力強くダイナミックに描いた、まさしく年明けにふさわしい圧巻のミュージカルでしたね。
ベースにあるのはキリスト教の聖人たる教えにあるんでしょうけど、こういうのはやっぱり宗教云々の話ではなく、人としての普遍的な生き方を説いているんですよね。だから日本でも心打たれる人が多いんだと思います。こういう心は生きていくうえでも決して忘れてはならないですね。
【2013年度 Myランキング】(1/6時点)
本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。
うむ、幸先良いスタートを切りましたな!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:レ・ミゼラブル ★★★★
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
『レ・ミゼラブル』公式サイトはこちら
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