「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
観終わって「で?」ってなる
★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2012年/アメリカ/172分/Cloud Atlas)
【 監督・脚本 】
ラナ・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
トム・ティクヴァ
【 原作 】
デイヴィッド・ミッチェル
【 出演 】
トム・ハンクス
ハル・ベリー
ジム・ブロードベント
ヒューゴ・ウィーヴィング
ジム・スタージェス
ベン・ウィショー
ペ・ドゥナ
ジェームズ・ダーシー
ジョウ・シュン
キース・デイヴィッド
デイヴィッド・ギヤスィ
スーザン・サランドン
ヒュー・グラント
【あらすじ】
1849年の太平洋航海、1936年の交響曲“クラウド・アトラス六重奏”の完成、1974年の原発事故、2012年の老人介護施設、2144年のネオソウル、そして文明が崩壊した未来の世界。
6つの時代を超えた物語を通じ、それぞれの数奇な運命が展開する―
【コメント】
とりあえずですね、上映時間3時間近くというクソ長い本作を、トイレもいかず眠気も襲ってこず、最後までしっかり観た自分をまず褒めてあげたいです。
まあ3時間とはいえ、6つのストーリーがオムニバス形式ではなく交錯しながら展開するので、間延びすることもなく、それほど退屈するものではなかったです。繋ぎ方もとても考えられているな~と感心しきりで、ウォシャウスキー兄弟(あ、今は姉弟か)の自信作だぜ!とドヤ顔が目に浮かんできます。
まあでも、僕はもう観ないですけどね。
確かに退屈しない面白さにはなっているんですが、観終わっても「で?」っていう疑問符がついちゃうんです。
6つのストーリーを交錯させて、輪廻とか運命とかそんなことを語りたいんかな~みたいなメッセージ性はなんとな~く分かるんですが、結局なんだったのかはよく分からないし、後日改めて見返して「あ、こういうことだったのか」というような、とりわけ自分でメッセージを考えたいという気持ちも湧かない。「あ~長かったな~」って感想で終わっちゃうんです。
それでも、役者たちの七変化ぶりは面白かったですけどね。エンドロールの役者紹介部分はけっこうおもしろかったです。「あ~この役はあの人だったのか~」みたいな。
そんなわけで、3時間とはいえそれなりに面白いし暇つぶしにはなると思います。本作のテーマを考えてみるのもよろしいかと。
【その他】
本作の登場人物(俳優)の時代毎の役割を分かりやすく図に示したものです。ご参考に。
【2013年度 Myランキング】(3/20時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
前も言ったけど最近長い映画多すぎ。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:愛、アムール ★★★★★
2位:燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘 ★★★★☆
3位:レ・ミゼラブル ★★★★
4位:ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★☆
5位:アウトロー ★★★☆
6位:テッド ★★★☆
7位:デッド寿司 ★★★☆
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★
2位:脳男 ★★☆
3位:ゼロ・ダーク・サーティ ★★☆
<その他ランク外一覧>
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