「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
前作よりもややパワーダウン
★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2012年/カナダ・アメリカ/99分/Grave Encounters 2)
【 監督 】
ジョン・ポリカン
【 脚本 】
ザ・ヴィシャス・ブラザーズ
【 出演 】
リチャード・ハーモン
リアン・ラップ
ディラン・プレイフェア
ステファニー・ベネット
ショーン・ロジャーソン
【あらすじ】
映画学校に通うホラーマニアのアレックスは、謎の送り主から送られたメールをきっかけに、映画『グレイヴ・エンカウンターズ』は本物だったのではないかとの疑惑を持ち、仲間とともにかつて映画に登場する廃病院へと足を踏み入れ、ドキュメンタリー映画を撮り始めるのが、不可解な現象が続き、ついには映画をも超える恐怖を体験することになる―
【コメント】
さて、亜流作品だけど個人的にはお気に入りのゴースト物モキュメンタリー映画『グレイヴ・エンカウンターズ』の続編がさっそく登場でございます。
日本劇場公開が1月であったにもかかわらず、とっとと3月にDVD化されレンタル屋に陳列されておりましたものですから、胸をときめかせて手に取った次第です。
う~ん、前回よりもややパワーダウン気味だったかな。まあ、しょせん『パラノーマル・アクティビティ』の二番煎じものですから、パワーもクソもないんですが。
それでも前作はなかなか面白くて、怖さこそマイルドなものの、出口だったはずのドアを開けると延々と廊下が続いていたり、延々と続く迷宮の建物に閉じ込められた恐怖ってのがなかなかに良いアイデアでありまして、それは続編である本作でも踏襲されております。
今回はもうちょっと踏み込んでいて、ホテルのエレベーターのドアが開いたら廃病院だったり、物置のドアを開けて一旦閉めてまた開けると廊下が現れるというマジックショーかよ!みたいなネタもあったり、“唯一外に出られる赤いドア”なんかも登場したりして、がんばってアイデア絞り出したな~的な努力が感じてとれます。
しかし、モキュメンタリーとしながらも、やっぱりどこか映画チックな雰囲気が拭いきれなかったし、中盤の迷宮を走り回るシーンはなんか雑。迷宮と言えど、前作はなんとなくどこにいるのか頭の中でマップが作れたんですよね。今回はよく分からん。
特にクライマックスシーンは、もうモキュメンタリー無視のまんま普通の映画。いわゆる“映画の完成”を意識したクライマックスだったんでしょうけどね。モキュメンタリーはモキュメンタリー然としておくべきですね。
まあ、それでも僕は楽しんじゃいましたけどね、モキュメンタリー大好きだし。また新たなアイデアでもって本作のパート3を作って欲しいです。
【2013年度 Myランキング】(3/30時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
それでもモキュメンタリーはやめられない!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:愛、アムール ★★★★★
2位:燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘 ★★★★☆
3位:シュガー・ラッシュ
4位:レ・ミゼラブル ★★★★
5位:ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★☆
6位:アウトロー ★★★☆
7位:テッド ★★★☆
8位:デッド寿司 ★★★☆
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★
2位:脳男 ★★☆
3位:ゼロ・ダーク・サーティ ★★☆
<その他ランク外一覧>
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