「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
深くはないけどアニキはイイ!
★★★
(2014年/日本/106分)
【 監督 】
李闘士男
【 原案 】
クロイワ・ショウ
【 出演 】
堤真一
尾野真千子
ナオト・インティライミ
菜々緒
玉木宏
【あらすじ】
挫折を知らず生きてきた祥子は、立ち上げた婚活ビジネスに失敗し借金を背負ってしまい、失意のもとインドネシアのバリ島に。
自殺しようと佇んでいたところに、見るからに胡散臭そうな日本人大富豪の“アニキ”と出会う。アニキはなぜか現地のお年寄りから子供までにも慕われており、祥子は、アニキのもとで成功の秘訣をマスターするために弟子入りする。
しかし、アニキの支離滅裂な“教え”に祥子は疑心暗鬼に陥っていくが、なぜか人間的な魅力に惹かれていくのだった―
【コメント】
さて、未だ独身である僕の毎度土曜日の楽しみといえば、夜な夜な映画館に出かけてレイトショーを楽しむことなのですが、この週はどうにも目ぼしい作品がなく、お昼にテレビでLiLiCoが紹介していた作品でも観てみるか、と鑑賞したのが本作であります。「しゃべくり007」でも主演の堤真一と尾野真千子がゲストで登場して番宣していましたしね。まあとりあえず観てみようかと劇場に足を運んだ次第です。
うん、まあ悪くなかったッス。それなりに楽しめて笑わせてくれるといった感じ。
当初からさほど期待はしていなかったんです。本作の監督である李闘士男の作品って、考えさせられるとかドラマチックだとか深み奥行きがあるといったようなそんな印象は皆無で、「これテレビドラマでもよくね?」くらいのライトな映画を作る人なんです。それはご多分に漏れず本作でもそうで、ちょっと海外ロケしてお金掛けてテレビドラマ撮りました程度の映画だと僕は思いました。
とはいえ、堤真一演じるアニキの胡散臭いキャラはさすが絶品の一言、芸達者な堤真一の味がふんだんに出ていたと思います。アニキのキャラだけで本作を観る価値はあります。というか、本作はアニキのためにある!といったほうがいいかもしれませんな。
いやでも、尾野真千子も全然良かったですよね。和製美人だしちょっと艶めかしいし。ちょっと好きになっちゃったね。
本作を観ると金持ちになれる的な宣伝をしておりますが、理想論というか抽象的な表現が多かったので、まあ心構えとしては見習うべき点は多いのかも知れません。僕的には昨年観た『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のほうが現実的な金儲けへの道だと思います。
【2015年度 Myランキング】(1/17時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
新年早々目ぼしい作品がないな~
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:96時間 レクイエム ★★☆
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
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