「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
上手く整合性は取れているけど・・・
★★★
(2015年/日本/120分)
【 監督 】
石川淳一
【 脚本 】
古沢良太
【 出演 】
戸田恵梨香
松坂桃李
ユースケ・サンタマリア
菜々緒
戸次重幸
宍戸美和公
小澤征悦
大和田伸也
寺島進
高橋努
浜辺美波
山口紗弥加
高嶋政伸
りりィ
岡田将生
生瀬勝久
千葉雅子
小池栄子
窪田正孝
矢野聖人
浦上晟周
千葉真一
古田新太
木南晴夏
滝藤賢一
富司純子
里見浩太朗
【あらすじ】
2015年4月1日、エイプリルフールの日。
対人恐怖症の清掃員・新田あゆみと一夜限りの関係を持った天才外科医・牧野亘、リムジンに乗りデートを満喫する櫻小路夫妻、ヤクザに誘拐された小学生の少女・理香、それぞれの嘘が絡み合い、最高の奇跡を起こす―
【コメント】
始まりました新年度、部署も変わり心機一転の僕ですが、年度末に休日出勤しまくったので「せめて1日ぐらい休ませろや!」と会社に訴え出た結果、本当に1日だけしかもらえなかったこの日に鑑賞したのが本作であります。
当初ももクロの『幕が上がる』にしようかと思ってたんですが、時間的な関係から急遽本作に乗り換えた次第です。まあ、またフジテレビが総力を上げたのかどうかは定かではありませんがずいぶんと宣伝してたし、あの「リーガルハイ」の脚本家が書き上げた物語ならば外しはしないだろうと観てみたわけです。
うん、まあ手堅い感じで悪くなかったです。うまく整合性も取れていたし。
本作は、いろんな登場人物が“エイプリルフール”という日に繰り広げるコメディタッチのいわゆる群像劇(グランドホテル方式)というもので、それぞれが独立したストーリーでありながらもある一部分でそれが繋がっているという脚本の妙が見どころなわけです。「なるほど、そこで繋がっているのか」とニヤリとするわけですね。さすが「リーガル・ハイ」の脚本家なだけにお話は気疲れすることなくライトな感覚で観られるし、それぞれの物語も面白くうまーく繋げられている。脚本をよく練った感じが見受けられますよ。
キャストも豪華で、松坂桃李や菜々緒、岡田将生といった今を輝く若手勢から富司純子や里見浩太朗といったベテランまで、隅から隅までよくぞ集めたなといったキャスティング。菜々緒は相変わらずセクシーですな。
とはいえ、整合性に気を使い過ぎたのかどーもうまくまとめすぎててインパクトに欠けていたかなと。加えて、豪華キャストではあるもののほとんどテレビで拝見できるキャスティングばっかりで、テレビ的感覚は否めない。お話・キャスティングともに映画というスペシャル感が弱かったのは残念なところです。正直、「こいつのお話必要だったか?」というのもありましたしね、高嶋弟とかモーホーネタとか。
まあでも、フジテレビ主催の映画は安心して観られるものが多いし、ご多分に漏れず本作も手堅い作りなので悪くはなかったかなと思います。エイプリルフールとかどうでもよくなっちゃってますけどね。
年に1度のフジテレビ映画、そのうち映画会社を設立しちゃったりするんじゃないでしょうかね。
【2015年度 Myランキング】(4/3時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
また体調が・・・
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:フォックスキャッチャー ★★★★
2位:プリデスティネーション ★★★★
3位:アメリカン・スナイパー ★★★☆
4位:ソロモンの偽証 前篇・事件 ★★★☆
5位:マッハ!無限大 ★★★☆
6位:ミュータント・タートルズ ★★★☆
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ハネムーン ★★
2位:デッドハング ★★
3位:ジョーカー・ゲーム ★★☆
<その他ランク外一覧>
96時間 レクイエムシン・シティ 復讐の女神神様はバリにいるバンクーバーの朝日激戦 ハート・オブ・ファイトビッグ・アイズREC/レック4 ワールドエンドANNIE アニーAFFLICTED アフリクテッドシェフ 三ツ星フードトラック始めました余命90分の男イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密エイプリルフールズ
『エイプリルフールズ』公式サイトはこちら

にほんブログ村

映画 ブログランキングへ