「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
“ジャスティス・リーグ”祭り開催!
★★★
(2016年/アメリカ/152分/Batman v Superman: Dawn of Justice)
【 製作総指揮 】
クリストファー・ノーラン
【 監督 】
ザック・スナイダー
【 出演 】
ベン・アフレック
ヘンリー・カビル
エイミー・アダム
ジェシー・アイゼンバーグ
ダイアン・レイン
ローレンス・フィッシュバーン
ジェレミー・アイアンズ
ホリー・ハンター
ガル・ギャドット
【あらすじ】
地球の危機を救ったスーパーマンは、その後も数々の人命を助け世界のヒーローになっていた。しかし、その陰には、スーパーマンの戦いによって人知れず命を落とす人たちも少なくなかった。
ゴッサム・シティで“バットマン”として犯罪と戦う実業家のブルース・ウェインは、かつてスーパーマンの戦いの影響で部下を失っており、ヒーローであるスーパーマンに脅威を抱いていた。
そんな中、大手企業レックスコープの若き社長レックス・ルーサーは、自身の研究のためスーパーマンとバットマンを対峙させるように画策、スーパーマンを罠にはめる。
かくして、地球の脅威となったスーパーマンと、それを許さないバットマンが戦うことになる―
【コメント】
2013年に賛否をさらったご存じアメリカンヒーロー、スーパーマンのリブート作『マン・オブ・スティール』が3年の時を経ていよいよ続編公開!と思いきや、ここでまさかあのダークヒーロー、バットマンとの対決モノになろうとは。
もうね、タイトルだけで話題をかっさらっているので、これは見逃してはならんとさっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
“ジャスティス・リーグ”祭り開催!
あーなるほど、そういうことですか。いや、もうこれはですね、先に公開されているマーヴェルが放つヒーロー達が一堂に会する、いわゆる“アベンジャーズ祭り”と同様、スーパーマンやバットマンといったヒーローを抱えているDCコミックスのヒーロー達が一堂に会する“ジャスティス・リーグ祭り”の始まり始まり~ということです。
アベンジャーズに対抗した?ジャスティス・リーグへの布石、こうなれば僕の観方は変わってきます。これから先コンスタンスに公開されていくであろうそれぞれの単発ヒーロー作品を観て、来るジャスティス・リーグに向けての下準備を整えておけ、とこういうわけですね。了解しました。面白かろうがつまらなかろうが、この祭りに付き合っていきましょう!
よりドラマチックでテーマ性があるヒーローバトル
本作は、ヒーロー・スーパーマンの大活躍の陰で被害を被っている人間たちをピックアップし政府の公聴会で存在を審議されるという展開が中心となっていて、現代社会におけるスーパーヒーローの必要性というテーマが見て取れますね。故に、展開も非常にドラマチックで奥が深いです。
しかしながら、そのテーマ性が前面に出てきちゃっていて、ウリであるバットマン対スーパーマンの意味がいまいち掴めない感じがしましたかね。まあでも、生身の人間であるバットマンと宇宙人のスーパーマンがどう戦うのかは観てて面白かったし、アベンジャーズものとは違ってドラマがあるので見応えはあります。
もっとも、クライマックスの対ドゥームズデイとの戦いは、バットマン逃げてばっかりでしたが・・・
唐突な登場!ワンダーウーマン
バットマン対スーパーマンというウリでありながらも、本作にはもう一人のヒーロー、というかヒロインが登場します。それがワンダーウーマン。クライマックスのドゥームズデイとの闘いの最中に唐突に登場します。
まあ、ストーリーの途中でいろいろな伏線はありますけどね、あまりにも唐突な登場にあっけにとられた人も多いんじゃないでしょうか。でもこれも、ヒーローたちを集めるジャスティス・リーグへの布石だと思えば、「ワンダーウーマンきたー!」と思えるかもしれません。
アベンジャーズが“明”ならジャスティス・リーグは“暗”
『マン・オブ・スティール』や本作を観て感じたのは、展開が明確でヒーローの活躍に特化したアベンジャーズが“明”とするならば、ジャスティス・リーグはよりドラマチックでテーマ性が深くダークな雰囲気のある“暗”であるということが分かりますね。おそらくは、マーヴェル系のものと差別化を図る狙いなんでしょう。
製作総指揮であるクリストファー・ノーランのバットマン3部作にあったヒーローの必要性という深いテーマをこの一連のヒーローものにぶつけていくんじゃないでしょうかね。
まあでも、あまり追求しすぎるととっ散らかってしまうので難しいとは思いますが、ノーラン&ザックの手腕で突っ走ってほしいもんです。
ジャスティス・リーグ祭り今後のラインナップ
そんなわけで、これから大いに盛り上がっていくであろうジャスティス・リーグ祭り、今後のラインナップは以下のとおりとなっております。
2016年 スーサイド・スクワッド
2017年 ワンダー・ウーマン
ジャスティス・リーグ パート1
2018年 ザ・フラッシュ
アクアマン
2019年 シャザム
ジャスティス・リーグ パート2
2020年 サイボーグ
グリーン・ランタン
本作の予告でさっそく『スーサイド・スクワッド』の予告を観て非常に面白そうだったので期待しております。もちろんメインディッシュ『ジャスティス・リーグ』もね。
マーヴェルのアベンジャーズ祭りに勝つことができるかどうか、そこらへんも見どころですね。
【2016年度 Myランキング】(3/27時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
仕事が山場。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:オデッセイ ★★★★
2位:マジカル・ガール ★★★★
3位:さらば あぶない刑事 ★★★★(思い出補正あり)
4位:ヘイトフル・エイト ★★★☆
5位:ちはやふる -上の句- ★★★☆
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:セーラー服と機関銃 -卒業- ★★
2位:X-ミッション ★★☆
3位:信長協奏曲 ★★☆
<その他ランク外一覧>
ブリッジ・オブ・スパイザ・ウォーク残穢-住んではいけない部屋-白鯨との闘いスティーブ・ジョブズドラゴン・ブレイドゾンビスクール!珍遊記パラドクスザ・ブリザード僕だけがいない街デッド・オア・リベンジバットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』公式サイトはこちら
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