「フィフス・ウェイブ」　★★☆～中途半端なティーン向け宇宙戦争

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2016』の掲載にあたって」

中途半端なティーン向け宇宙戦争★★☆ Image may be NSFW.
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（2016年／アメリカ／112分／The 5th Wave）【　監督　】J・ブレイクソン

【　出演　】クロエ・グレース・モレッツニック・ロビンソンロン・リビングストンマギー・シフアレックス・ロー

【あらすじ】

　“アザーズ”と呼ばれる謎の生命体からの4度にわたる攻撃により、人類の99％が死滅した地球。

　生き残った女子高生キャシーは、離ればなれになってしまった唯一の身内である弟を探すため、100キロも離れた基地へと向かう。その旅の途中で助けられた男とともに基地に向かうが、アザーズは人類滅亡のための第5の波“フィフス・ウェイブ”を準備していた―

【コメント】

　さて、本作は劇場公開時に主役のモレッツちゃんを劇場で拝みに行こうかなと思っていたSFもので、映画ライター前田有一もオススメの一本として紹介してたようですが、個人的には内容的にもどこか微妙さを拭いきれなかったので、劇場鑑賞はスルーし今回TSUTAYAにてレンタルして観た次第です。

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　あ～なるほどね。これ、いわゆるティーン向けの映画でした。モレッツちゃんは相変わらずの可愛さではあるものの、大方の予想どおり中途半端な出来のティーン向け宇宙戦争でした。

　謎の生命体アザーズに、訓練された男女の若者が力を合わせて戦うというオーソドックスな展開ながら、そこに恋あり友情あり絆ありの青春要素も織り交ぜた、一体全体大人は何やってんだと突っ込みたくなるくらいのヤング大活躍で、『トワイライト』『ハンガーゲーム』『メイズ・ランナー』と同じ匂いがプンプンとにおってくる映画です。鍛え抜かれた大人のエリート軍人たちが、そこそこ訓練しただけのガキンチョにいいようにやられていく大人のふがいなさが実感できる、まさにティーン万歳！若いってサイコー！な映画でしたね。

　しかもラスト、アザーズなる戦いで根本的な解決には至っておらず、映画としては非常に中途半端。「本当の戦いはこれからだ！」というエンディングを観るあたり、確実に続編、ひいてはシリーズ化をする気満々な終わり方。完全に第2第3のティーンアクション作ったりますわーという製作側の意図が見え見えで興ざめ。これでコケたら恥ずかしいよー実際にコケたっぽいけどね。

　そんなわけで、大人の僕には若いっていいねーぐらいの感想しか抱かなかった青春SFアクションものでしたかね。モレッツちゃんは相変わらず可愛かったですよ。

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