「パイレーツ・オブ・カリビアン最後の海賊」　★★★～ジャック・スパロウが観られればOK

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2017』の掲載にあたって」

ジャック・スパロウが観られればOK★★★Image may be NSFW.
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（2017年／アメリカ／129分／Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales）【　監督　】ヨアヒム・ローニング【　出演　】ジョニー・デップハビエル・バルデムブレントン・スウェイツカヤ・スコデラーリオケビン・R・マクナリージェフリー・ラッシュオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイ

【あらすじ】

　幽霊船フライング・ダッチマンの船長として呪われた運命を生きているウィル・ターナー。そんな父を救おうとする息子ヘンリーは、呪いを解く伝説の秘宝“ポセイドンの槍”を探すため、かつての盟友ジャック・スパロウを探す。

　そんなジャックは、船員たちにも愛想を尽かされ無一文の状態。そんな中で、海の死神サラザールがジャックが持つ“北を指さないコンパス”を狙ってくる。そのサラザールを阻止できるのは同じポセイドンの槍。

　女性天文学者カリーナやアン王女の復讐号の船長バルボッサまでをも巻き込み、ポセイドンの槍の争奪戦が始まる―

【コメント】

　もはやジョニー・デップの当たり役ともいうべきジャック・スパロウの海賊映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ。初登場から十数年を経ても人気は衰え知らずの本シリーズは、ディズニーの稼ぎ頭といってもいいでしょう。

　そんなシリーズ最新作が公開とあって、ぶっちゃけそれほどシリーズに思い入れのない僕ではありますが、ひとつのお祭り、風物詩として観なきゃならんだろうと、今回は「吉祥寺オデヲン」で鑑賞した次第です。

　ちなみに、吉祥寺オデヲンはEPOS割引があるようで1,500円で観られました。ラッキー。

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ジャック・スパロウが観られればOK

　いやいや、相変わらず元気です、ジャック・スパロウ。「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」が2011年ですから、実に6年振りの復活。前作からもうそんなになるのかと感じつつも、スクリーンのジャック・スパロウはそんな期間なんかものともせず、相変わらずユーモラスで勇ましいキャラクター。もうね、あのテーマ曲とともに彼の雄姿を観られるだけでもOKといったところでしょうね。

　とはいえ、今回のパイレーツ・オブ・カリビアンは一味違う。ストーリー自体はいつもと同じような展開ではあるものの、前3部作でジャックとともに大活躍し、今は呪われた運命を辿っているウィル・ターナーの再登場がなんといっても本作の目玉。まあ、暴投とラストしか登場はしませんが、本作のストーリーにおける主軸を担っている役どころなので、3部作のキャラ再び、前作が気に入らなかった人ならば満足すること間違いなしでしょう。

　しかも今回はバルボッサもかなりいい役どころで、クライマックスに涙涙のまさかの感動があるとは思ってもみませんでしたね。昨今のエンタメ系ハリウッド映画は感動という要素を盛り込むことが流行っているようです。

まだまだイケる、ジョニー・デップ

　ジャック・スパロウ役であるジョニー・デップ。最近はビールのCMで福山雅治とギターバトルを繰り広げ話題になっていますが、そんなジョニデも御年54歳。そんな歳には全然見えないオーラと若々しさですな。うらやましい限り。

　本作の、いつもと何も変わらないジャック・スパロウを観れば、まだまだイケる！と感じさせることウケあいです。イケメンは歳を取ってもイケメンです。まだまだ彼の当たり役であるジャック・スパロウを演じ続けてほしいですな。

エンドロール後まで席を立つべからず！6作目の可能性

　さてさて、そんなわけでジョニー・デップお気に入りのキャプテン・ジャック・スパロウが五たび観られてファンならば嬉しいところでしょうが、どうやらジャック・スパロウの活躍はまだまだ続くようです。

　それを裏付けるのがエンドロール後の映像なわけで、エンドロールが始まって帰宅してしまった人はご愁傷様。呪いが解かれたウィル・ターナーと、夫が帰ってきて幸せいっぱいのエリザベス・スワンのもとに、前3部作で登場した“あいつ”と思われる者の影が・・・もう完全に6作目を作る気満々ですやん！

　まあ、ファンならばこれは楽しみでしょうがないところでしょう。また近いうちにまたシリーズが観られるのを楽しみに待ちましょう！