「ベイビー・ドライバー」　★★★～間違いなくアガるカーアクション映画

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2017』の掲載にあたって」

間違いなくアガるカーアクション映画★★★Image may be NSFW.
Clik here to view.

（2017年／アメリカ／113分／Baby Driver）【　製作総指揮・監督　】エドガー・ライト

【　出演　】アンセル・エルゴートリリー・ジェームズケビン・スペイシージェイミー・フォックスジョン・ハム

【あらすじ】

　天才的なドライブテクニックを持つ通称“ベイビー”は、銀行強盗のドライバーとして犯罪組織のボスに雇われていた。ベイビーは子供の頃の事故の後遺症で耳鳴りが止まらないが、唯一いPodで音楽を聴いている時だけ耳鳴りが消えるのだった。

　ある時、デボラと運命の出会いをしたベイビーは、犯罪組織から足を洗うことを決意するが、ベイビーを手放したくないボスは無謀な仕事にベイビーを雇い、窮地に追いやられるー

【コメント】

　さて、今回は公開からちょっと期間が空いてしまいましたが、何やら評判がよろしい本作を鑑賞。まあ、僕もちょっと気にはなってたんですがね。

　なんたってあの『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン！-』『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』で一気に知名度を上げたイギリスの新進気鋭監督エドガー・ライトのハリウッド進出映画ですからね、映画マニアなら興味を示さないわけはないでしょう。

　僕的にはスルーを決め込もうかとも思っていたんですが、これはやっぱり観ておくべきだろうと、「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

間違いなくアガるカーアクション映画

　いや～面白かった。評判どおり、間違いなくテンションがアガるカーアクション映画でしたね。全編通してイカしたナンバーに乗せて繰り広げられる、ファッショナブルでアガりまくりなアクションの連続。ツボにはまる人は間違いなくハマること請け合いです。

　本作は、天才的なドライブテクニックを持つベイビーフェイスな青年が、悪い大人たちに銀行強盗でこき使われながらも、ピュアな恋に落ちたことで、持ち前のテクニックでもって悪い大人たちに立ち向かうというストーリーの、アクションあり恋あり青春ありのファッショナブル映画なわけですが、本作の見どころはなんといっても全編においてかかるアゲアゲなミュージックナンバーと映像との融合、これに尽きますね。監督自身もこれが狙いだったんだと思います。

　日本ではあまり馴染みのないアーティストばかりの曲ですが、本作を観れば間違いなくサウンドトラックを入手したくなるでしょう。監督の選曲のセンスが光る映画ですね。

テンションがアガるオープニングを観よ！

　未見の人は、まずは↓の動画を観てみましょう。オープニングのカーアクションシーンが丸々アップされているわけですが、これだけでも一味も二味も違うアクションだと感じるはずです。

　泥臭くないファッショナブルでアゲアゲなカーチェイス、一気に画面に引き込まれます。劇場で堪能していただきたい。