「ラプチャー 破裂」　★★☆～結局、意味不明

 

　さて、三連休の一発目。今回は劇場公開当時とても気になっていた本作をレンタル。

　前情報から見るに、「SAW」シリーズや「ホステル」シリーズのようなサディスティック・スリラーとお見受けしたので、観に行こうかなーと迷った挙句スルーした作品だったので、レンタル開始とともにさっそく手に取ってみた次第です。

 

 

 

　・・・なんじゃこりゃ。結局のところ最後の最後まで意味不明なスリラーでしたね。スリラーというかSFというかホラーというか、とにかくジャンルが分からん。いや～とりあえず劇場で観なくて良かったなと。

　ひとりのシングルマザーが何の前触れもなくいきなり拉致監禁され、彼女の一番嫌いな蜘蛛を体に顔に這いずり回せて“何か”を覚醒させようと人体実験する不条理な一部始終が描かれているわけですが、まずですね、その人体実験までの前振りに映画の半分使ってしまい、あとは謎の注射したり一生懸命脱出しようと抗ったり、ダクトの中を延々とほふく前進したりと、映画の売りと思われる蜘蛛の人体実験が２シーンくらいしかない。挙句の果ては、「覚醒するとこうなるのよ！」と言うなり、顔がぐちゃぐちゃと崩れだし謎のモンスター登場という意味不明ぶり。一体全体この映画は何をしたかったのか、恐怖の先に何が待ち構えているのか、という謎を置いたまま終わってしまうので、さっぱり意味が分からない映画でした。

　もし人体実験の標的が僕だったら、間違いなくゴキブリですな。ゴキブリであんなことやられたら発狂しますね。とはいえ、あんなモンスターにはなりたくありませんが。