「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

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広瀬すず
福士蒼汰
志田未来
佐藤江梨子
TAO
玉木宏
高嶋政伸
檀れい
リリー・フランキー
豊川悦司
【あらすじ】
雪が降り積もる温泉地で、とある初老の男性の死体が発見される。男性は、外で硫化水素による中毒死という謎の死因だった。
地球化学の研究者である大学教授・青江修介は、この謎の死に頭を抱えるが、彼の前に謎の少女・羽原円華が現れ、続けて同じ死因の死体が発見される。
調査するうちに、“ラプラスの悪魔”を可能とする陰謀にたどり着くが、事件には悲しい真実が隠されていた―
【コメント】
さて、今回は東野圭吾原作の推理ものである本作を鑑賞。監督は、ここんとこハズレ続きの三池崇史ということで、当初GW中の盛岡で鑑賞しようかと思っていたんですが、どうにもネット上での評判がよろしくなくちょっと躊躇してしまったものの、やっぱり観てみようという気になり、いつもの「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会
設定は悪くないのにあっさり味
うん、まあまあですかね。ネットでの酷評ほど僕は悪くはなかったと思いましたけどね、とはいえ決して面白いと思えるものでもなかったです。
設定はさすがの東野圭吾原作、いわゆる“予知能力”というオカルティックな設定を“ラプラスの悪魔”なる学術的見解でもって論理的に解釈し、そこから巻き起こる殺人事件という推理ものに話を膨らませた。まあ原作は未読ですが、それなりのディテールは考えているので、筋書は面白いです。教授ほとんど活躍してませんけどね。
しかしながら、やっぱり昨今の三池監督の手腕の悪さが出てますね。映像自体はさすが熟練のなせる業ではあるものの、いつもながら脚本の甘さが目立ちます。特にクライマックスの乱流のシーンの盛り上がらなさと言ったらない。いちばんの見せ所、CGまで使っているにもかかわらず、急に画面を真っ暗にして乱流後のシーンに早変わり。お金が足りなかったんでしょうか。
ストーリーも全体的にはっきりせず、妙にあっさりとした出来になっちゃってるなーと感じましたね。
広瀬すずは可愛らしい、櫻井翔は・・・
今回の三池映画も豪華なキャスト。嵐の櫻井翔に広瀬すず、福士蒼汰、志田未来という若手陣に、玉木宏、高嶋政伸、檀れい、豊川悦司という中堅ベテラン陣。広瀬すずちゃんは相変わらずの可愛らしさですね。ニット帽をかぶった広瀬すずのこれまたキュートなこと。今回脇役ではあったものの、志田未来も面白いキャラでしたね。
しかしながら、主役の櫻井翔、うーん、特段悪くはなかったとは思いますけど・・・僕的にはどうしても大学教授というイメージではない。どちらかというとまだ大学生でもイケそうなベビーフェイスなので、正直違和感はありましたね。この教授役はもっと中年どころのイケメンじゃない俳優を使ったほうがしっくり来たんじゃないかと感じます。
主題歌Alan Walker「FADED」が聴き応えあり
そんなわけで、いまいち盛り上がりに欠ける本編ではありましたが、エンドロールで流れる主題歌、Alan Walkerの「FADED」という曲がなかなかに聴き応えがあります。やっぱ洋楽は一味も二味も違いますな。
(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会
【2018年度 Myランキング】(5/12時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
GWでお金使いすぎたな。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
3位:いぬやしき ★★★☆
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:マンハント ★★☆
3位:マザー! ★★☆
<その他ランク外一覧>
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