「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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サミュエル・L・ジャクソン
ジェームズ・マカボイ
アニヤ・テイラー=ジョイ
スペンサー・トリート・クラーク
シャーレイン・ウッダード
サラ・ポールソン
【あらすじ】
フィラデルフィアのとある施設に、特殊な能力を持った3人の男たちが収容された。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、非凡なIQとこれまで94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス、そして24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン。
精神科医ステイプルは、彼らの持つ能力が単なる妄想であることを証明しようと、彼らを監禁しカウンセリングを繰り返すが、その裏にはある真実が隠されていたのだった―
【コメント】
さてさて、今回はM・ナイト・シャマラン監督の最新作をである本作を鑑賞。本作は、2000年公開の『アンブレイカブル』、2017年に鑑賞した『スプリット』に続く、通称“ヒーロー3部作”の完結編となるものです。『スプリット』のラストで「ミスター・ガラスは2019年公開!」と予告したとおりの公開と相成りました。
とはいえ、『アンブレイカブル』も『スプリット』も対してハマらなかった僕としては、果たして本作を観て面白いと感じるかが懸念事項ではありましたが、ともあれ完結編である本作だけを観ないという選択肢もなかったので、さっそく『立川シネマシティ』に足を運んだ次第です。
しかしながら本作、パンフレットを作っていない!え、なんで?何やってんの?バカなの?そこそこの話題作であるはずなのに配給はパンフを作っていないという体たらく。採算が取れないと踏んだのか、大人の事情なのか。いずれにしても、パンフ購入必須の僕としてはガッカリだったのであります。
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(C)Universal Pictures All rights reserved.
うん、なるほどね。やっぱりこのシリーズ、僕にはちょっとハマらなかったみたいです。クライマックスこそさすがに盛り上がったと思いますが、そこに至るまでの過程が長ったらしくてりカッたるいし、『アンブレイカブル』のダンとガラス、そして『スプリット』のケヴィンのクロスオーバーという魅力にもイマイチ欠ける。鑑賞中は正直退屈だな~と観てましたね。
とはいえ本作の肝となるのは、「この世にヒーローがいたら?」という問いに対するシャマラン的な考察ということなんでしょうね。これが見えてくるクライマックスの展開はさすがに面白かったし、“ヒーロー3部作”と銘打つシリーズの主軸でもあったんだと感じます。ダン、ガラス、ケヴィンの意外なつながりもクライマックスで明らかになるし、過去作ほどの大仕掛けなどんでん返しではないものの、シャマランがアメコミヒーローというものに対して考えるテーマ性は面白いなーと感じましたね。
まあでも、それが分かったとしても本作の評価は低めですが。
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「この世に圧倒的な能力を持ったヒーローは存在するが、それによって世の中の治安のバランスが崩れてしまう。そのバランスを保つため、突出した能力者は、その能力を封印させて普通の人間として洗脳させる」
なるほど、これまでのヒーローの逆説的な考察ですな。なんだかんだで、シャマランの発想は面白いです。復活したM・ナイト・シャマラン、今後の活躍に期待します。
【2019年度 Myランキング】(1/19時点)
本作は、本年度のワースト3中2位(暫定)にランクイン。
飛蚊症がひどくなっちまった・・・歳だな~
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:ミスター・ガラス ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
蜘蛛の巣を払う女
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