「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
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(C)2019「AI崩壊」製作委員会
入江悠
大沢たかお
賀来賢人
広瀬アリス
岩田剛典
髙嶋政宏
芦名星
玉城ティナ
余貴美子
松嶋菜々子
三浦友和
【あらすじ】
国家の借金が増え続け、国民の貧富の差が激しくなった2030年、日本。
そんな中で天才科学者の桐生が開発した医療AI“のぞみ”は、全国民の個人情報や健康を管理し、生活に欠かせない新たなライフラインとなっていた。
そかし、のぞみがある日突然、開発会社HOPEの制御をすべて拒否し暴走し始め、のぞみによって生命を維持していた人間が続々と死に追いやらていく。
警察は犯人を桐生と断定、身柄を拘束しようとする。無実の罪を着せられた桐生は逃亡を図り、のぞみの暴走を止めようと奔走する―
【コメント】
さて、今回鑑賞したのは、昨今進歩が著しいAIを取り扱ったサスペンスものである本作。
劇場ではさんざん予告編を観ていたのですが、内容を察する限り「AI暴走とか、どこのスカイネットだよ!」と、『ターミネーター』の設定ばかりが頭に浮かんできてしまっていたので、正直あまり期待はしていませんでした。
それでも、邦画ではそれなりの大作に仕上がってる風だったので、「立川シネマシティ」に足を運んでみた次第です。
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(C)2019「AI崩壊」製作委員会
あれ、面白い・・・。なんだろう、鑑賞時にハードルを下がっていたのが功を奏したのか、思ってた以上に楽しめましたね。非常に面白かったと思います!
展開としてはぶっちゃけオーソドックスではあるし、クライマックスもオチもあらかた予想がつく、登場人物も予想どおりの動きをしてくれるわけですが、なにしろテンポよく話が進むし、近未来設定とはいえへんてこりんなSFじみた世界観になっていない。あくまで現実の10年後という設定なので、決して現実を逸脱した世界観になっていないのが良い。もっとも、虫みたいなドローンとかは作り過ぎだとは思いましたけどね。
AIの進歩に伴い格段に生活が便利になっていく中で、そのせいで仕事にあぶれ貧困層が増えていくという未来、AIが生活に欠かせないライフラインになってしまったがゆえに起こってしまう混乱、コンピュータの進歩とともに改竄も簡単にできてしまうAI頼りの世の中。一昔前だったら本作は現実とはかけ離れたSF映画として観ていたと思いますが、本作はまさに近い未来に起こりうる危機を描いていると感じましたね。
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(C)2019「AI崩壊」製作委員会
本作を監督した入江悠、僕的にはそれほど面白い映画を作っている印象はありませんでしたが、本作でちょっと見直しましたね。本作は、現代への問題提起とエンターテイメントをうまく融合させていると思います。王道的なSFサスペンスものではありますが、非常に見応えある作品でした。
【2020年度 Myランキング】(2/9時点)
本作は、本年度のベスト10中2位(暫定)にランクイン。
最近めっちゃ寒いですやん!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:AI崩壊 ★★★☆
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
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