「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

ヘイリー・ビショップ
ラディーナ・ドランドバ
ジェマ・ムーア
キャロライン・ウォード
エマ・ルイーズ・ウェッブ
【あらすじ】
新型コロナウイルスの影響によりロックダウン中のイギリス。
週に一度Zoomで顔を合わせているヘイリーたちは、ある時、霊媒師をゲストに招き“降霊会”を開催する。
いつもの飲み会のノリで降霊の儀式が始められるが、それぞれの部屋で異変が起こりはじめ、次第に参加者は恐怖のどん底に突き落とされる―
【コメント】
今年もまさかのステイホーム連休ということで、新型コロナ拡大防止に大した施策を講じることもできず2年連続でサラリーマンにとって貴重な大型連休を奪った自民と小池都知事は許さん、次の選挙は覚悟しとけよと心に誓った今日この頃。そんなステイホーム連休の時間を埋めるべく、行きつけのTSUTAYAで手に取ったのが本作。
本作もまた、年初め1月の緊急事態宣言の最中に劇場公開された映画で、世界的なコロナの状況で一気に浸透したアプリ“Zoom”を扱ったホラーです。ちょっと気になっていた映画だったので、今般めでたくレンタル開始ということで、さっそく鑑賞してみた次第です。
(C)Shadowhouse Films and Boo-Urns 2020
うむ、なるほどね。まあ思ったとおりのクオリティだったことは間違いはないんですが、意外と悪くなかったかなというのが感想です。『パラノーマル・アクティビティ』のようないわゆるモキュメンタリー風の作りでありつつ、Zoomをうまく駆使した悪霊系ホラーだったと思います。まあ、パソコン上で進行する作品は昨今増えてきているし、一気に浸透したZoomというアプリをアイテムとしてフィーチャーしたのは良かったと思います。
しかしながら、わずか68分という短編作品ながらネタのアイデアが乏しくて間が持っていなさ過ぎだったような気がしますね。お約束のビックリ演出もあるし、それなりに怖いシーンはあるんですが、もっと恐怖を増幅させるくらいのアイデアが無かったものかと。ネタが無さ過ぎたのか、映画終了後になぜか本編とは全く関係ない撮影時のZoomの風景が追加されていたり、せmて90分くらいに引き延ばせるくらいのアイデアがあったほうがもっと面白くなったんじゃあないかと。せっかくZoomというアイテムを手にしたのに、なんかもったいないなーという感じがしましたね。
(C)Shadowhouse Films and Boo-Urns 2020
まあでも、ロックダウンの最中にこういった映画を作るアイデアが出たというだけでも良かったんじゃないでしょうか。なかなか大っぴらに撮影もできないだろうし、こういったITを駆使した実験的な作品でもって、今後の映画の可能性も広がっていくというものだと思います。
【2021年度 Myランキング】(5/1時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
小池都知事に反旗を翻します!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:すばらしき世界 ★★★★
4位:ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実 ★★★★
5位:哀愁しんでれら ★★★☆
6位:騙し絵の牙 ★★★☆
8位:ノンストップ ★★★☆
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:太陽は動かない ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
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