「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
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ハナ・ジョン=カーメン
ロビー・アメル
【あらすじ】
巨大複合企業“アンブレラ社”の拠点があるラクーンシティ。
ラクーンシティの孤児院で兄クリスとともに育ったクレアは、街に異変が起きていることを知り、ラクーン市警に勤めるクリスに伝えるが、クリスはクレアの言うことを取り合わなかった。
しかし、2人は変わり果てた姿の住民の姿を目にし、アンブレラ社が秘密裏に人体実験を行っていたことを知る―
【コメント】
さて、今回劇場で鑑賞したのは、有名なビデオゲーム「バイオハザード」のリブートと銘打った本作。
話だと、ゲームのシナリオに忠実に作られたということで、そもそもゲーム自体したことない僕にとっては忠実か否かの判断はできないんですが、2002年に映画化されたポール・W・S・アンダーソン監督の『バイオハザード』がとりわけ大好きな僕にとっては、ちょっと楽しみだったわけです。しかも、『海底47m』のヨハネス・ロバーツ監督ということであればこれは期待できるかもと思っていました。
が、前評判では散々の評価。軒並みの低評価だったので一時はレンタル待ちにして別の作品観ようかとも計画していたんですが、スケジュール調整の結果やっぱり観たいということで、一路「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
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へぇ~これで巷の評価は低いんだ。これはおそらく、ゲーム版を知っているか否かで評価が分かれるんでしょうな。そもそもゲームやったことない僕にとってはまあまあ楽しめた作品だったし、巷の評価が言う酷さというのはさほど感じませんでしたね。とはいえ、予備知識なしで本作が面白いかと言われれば可も不可もなく・・・というのが僕の感想。2002年版のホラー+アクションが融合されたスリリングな展開とは程遠く、突出した部分も特になし。原作を踏まえた割とオーソドックスなゾンビものだったかなーと。
というかですね、昨今ゾンビ物作り過ぎなんですよ。本作を観てさすがにゾンビ物のジャンルに手詰まり感というかネタ切れ感を感じざるを得ませんでしたね。正直もう飽きちゃったなーと本作を観て感じてしまいましたかね。
ゾンビというモンスターを生んだ故ジョージ・A・ロメロ御大も、TVドラマ「ウォーキング・デッド」のせいでゾンビ映画を作れなくなったと晩年嘆いていましたが、まさに「ウォーキング・デッド」の大ヒットがゾンビ物をアンダーグラウンドから一気にメジャーなジャンルに引きあがってしまった。結果、ゾンビ映画が量産されてしまったわけです。さらには単なるゾンビものではなく、ゾンビ+ヒューマンドラマ、ゾンビ+ラブストーリー、ゾンビ+推理もの、といった他ジャンルとの融合もされまくり、ありとあらゆるジャンルでのゾンビ作品の可能性をこぞって競い合っている状況。ゾンビ物がこれだけ擦られまくったら、ゾンビ大好きな僕でもさすがに飽きるし、そもそものゾンビに対する恐怖感が薄れてしまっている。そんなゾンビ映画があふれかえっている中で、本作は残念ながら突出した作品ではない。というか、量産され過ぎて突出することすら今は難しいでしょう。
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そんなわけで、本作のラストから見るに続編作る気マンマン、というか既定路線ですが何か?くらいの勢いな感じですが、これだけの評判の悪さで果たして続編作るんでしょうか。まあなんだかんだでそこそこ人は入っているようだし、軌道修正も兼ねて続編作るんでしょうね。
僕もなんだかんだで観に行っちゃいそうですが、もうちょっと巷にあふれかえっているゾンビからは突出してほしいと思いますね。
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本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
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(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:さがす ★★★★
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次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
ノイズバイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
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