「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
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レナ・ヘディ
カーラ・グギーノ
クロエ・コールマン
アダム・ナガイティス
ミシェル・ヨー
アンジェラ・バセット
ポール・ジアマッティ
【あらすじ】
暗殺組織“会社(ファーム)”に所属する凄腕の殺し屋サム。彼女は、かつて同じ殺し屋だった母スカーレットと生き別れており、母の行方を今でも追っていた。
ある時、依頼によりターゲットを殺すが、ターゲットの娘エミリーを助けたせいで大金を灰にしてしまい組織を追われ、依頼者からも命を狙われてしまう。
サムの前に次々と刺客が送り込まれ、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る、様々な武器を保管している図書館に飛び込む。
そこに母親が現れ、女たちは刺客に戦いを挑む―
【コメント】
3月の残業続きの中、ホッと一息の3連休。今週末は劇場で観たい作品が2作品あったので、今回は買い物も兼ねて久々の新宿に足を運んで鑑賞。まず鑑賞したのが本作です。
本作は前々からYouTubeで予告編を観ていて、これはちょっと面白そうだぞと目を付けていた作品で、劇場も少なくマニアックなにおいがプンプンとしているところがさらに期待値を高まらせていたので、さっそく「TOHOシネマズ新宿」で鑑賞した次第です。
同じくそんなにおいを嗅ぎ取った観客で、劇場はなかなかの入りでしたな。
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(C)2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved.
うーん、期待値が高すぎたか。まあ悪くはなかったかなーという印象で、期待ほどではなかったですかね。いかにもなマニアックな雰囲気とは裏腹に意外と普通だった、いかにもおもしろ“そう”に作って中身は普通のアクション映画だった、といったところでしょうか。決して期待外れではないけど、映画が進むにつれて「ここからもっと面白くなっていくぞー」というワクワク感を持たせたまま結局終わってしまったという感じです。
結果的になんで期待を持たせたままジ・エンドしてしまったのか。思えば本作、様々な作品のテイストが盛り込まれた作品だったからでしょう。メチャクチャ強い女たちが悪い男をバッタバッタとなぎ倒す爽快さ、“会社(ファーム)”や図書館という名の武器庫に見られる、まるで「ジョン・ウィック」シリーズを彷彿とさせる殺し屋世界のディテール、スローを多用したアクションカットや、「キック・アス」シリーズやタランティーノっぽいシーン、殺し屋と子供の設定なんか名作『グロリア』を思わせる。
いろんな映画のテイストを盛り込み、悪くいってしまえばパクって作られた作品なので、マニアにはそそられるいかにも面白そう~に作られているんだけど、蓋を開ければオリジナルな部分がどこにもないため、美味しそうな香りが漂うだけの普通の味の料理になってしまったのだと僕は思いましたね。
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いやー、それにしてもミシェル・ヨーは歳を取っても相変わらず鮮やかなアクションですな~。もうちょっと彼女のアクションをフィーチャーしてほしかった。
アクション映画もジェンダーの時代ですな。まあ前々からもちらほら強い女が悪い男どもをぶっ殺しまくる映画はありましたが、これからこんなアクション映画が多く作られていくことでしょう。
【2022年度 Myランキング】(3/20時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
3連休サイコー!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:さがす ★★★★
3位:ザ・バットマン ★★★★
6位:ナイル殺人事件 ★★★☆
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
ノイズバイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ嘘喰いコーダ あいのうたヤクザプリンセスHOMESTAY ホームステイアクセル・フォールレッド・ブレイクガンパウダー・ミルクシェイク
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