「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

(C)若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルCOMICS)
【あらすじ】
1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの予言を信じ、終末の戦士となるべく修行に明け暮れていた男たち。ある時彼らは、世界が滅亡する気配がないことを理由に師匠から解散を告げられる。
それでも終末を信じる勝平は大都会・東京にたどり着き、気弱な大学生・啓太と知り合う。大学生の友人を紹介された勝平は、女子大生・山瀬ハルに一目惚れ、人生で初めての恋をする。
そんな勝平の前に、かつてともに修行に励んだ守、正義、英雄が現れ、恋に戦いに明け暮れることになる―
【コメント】
3月3連休の最終日。この中で是非とももう一本鑑賞しておきたかった作品が本作。
本作は『デトロイト・メタル・シティ』や『映画みんな!エスパーだよ!!』といった名作漫画を描いた若杉公徳先生の原作の実写映画化。僕は「デトロイト~」「みんな~」の原作ファンで、コミックスを全部持っているんですが、本作は残念ながら未読。それでも、若杉先生原作ということもあり、このいかにもな「北斗の拳」パロディがとても面白そうだったので、これはオオバコの映画館で大勢の観客と大笑いしながら観るべきだと感じ、再度「TOHOシネマズ新宿」に足を運んだ次第です。
そういや主演の伊藤英明、CMでもケンシロウの役やってましたな。
(C)2022 映画「KAPPEI」製作委員会
(C)若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルCOMICS)
うーん、今回は観客の反応が悪かったですね。笑うべきところでだーれも笑っていない。終始うすら寒いコメディ映画でしたね。まあ、僕は「北斗の拳」のパロディ映画としてそこそこ楽しんで観ましたが、やっぱりこの手の作品は観客と一緒に笑いながら観て初めて楽しめるものだと思っていて、随所に笑いどころがありながら最後までダダ滑りしていたのは残念。映画ってけっこう笑いのハードルが低い観客が多いので、ちょっとした部分でも笑いが起こることが多いんですけどね、たまたま笑いに厳しい観客が集まったのか、本作は本当に誰も笑っていなかったです。
振り返ってみると、なんとなくその原因が分かるような気がします。というのも、全体的に観客を笑いに引き込む力が無かったというか、そもそも笑いがわざとらしすぎた気がしますね。さあ皆さん、ここで笑わせますから笑ってくださ~いという笑いの仕掛けがあまりにも見え見えで、想定どおりの笑いネタを出してくるから、観客としては「あっそう」で終わってしまう。もちろんそういった見え見えの仕掛けでも笑わせるテクニックを持ちあわせた映画監督はいるわけですが、要は芸人さんがよくテレビでお笑いを解説するときによく出てくる“笑いの間”が本作は悪いんだと僕は思います。
観客に笑ってもらうためのコメディ映画の要素として必要な全体的な空気作りと小ネタを繰り出す笑いの間。残念ながら本作はこの力が圧倒的に足りなかったような気がします。
(C)2022 映画「KAPPEI」製作委員会
(C)若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルCOMICS)
とはいえ、本作のキャラはとてもハマっていて良かったと思いますね。主演の伊藤英明もさることながら、ライバルの大貫雄輔や山本耕史、小澤征悦といった豪華キャストが真面目に笑わせようとしている努力はさすがプロです。
そして、ヒロインの上白石萌歌がとても可愛かったですね。僕は萌音よりも萌歌です。
【2022年度 Myランキング】(3/21時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
トラブル再発!ふざけんな!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:さがす ★★★★
3位:ザ・バットマン ★★★★
6位:ナイル殺人事件 ★★★☆
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
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