「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
まずまずだが二宮はやっぱり違和感
★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2013年/日本/133分)
【 監督 】
大友啓史
【 原作 】
東野圭吾
プラチナデータ (幻冬舎文庫)
【 出演 】
二宮和也
鈴木保奈美
生瀬勝久
杏
水原希子
和田聰宏
遠藤要
中村育二
萩原聖人
豊川悦司
【あらすじ】
近未来の日本。
政府は、国民から極秘裏にDNA情報を収集、それにより犯罪の検挙率は100%となる。それらDNA情報は“プラチナデータ”と呼ばれた。
“プラチナデータ”を導入した科学者・神楽龍平は、DNA捜査システムの開発者の殺人事件を担当することになり、容疑者と思われるDNAをシステムにかけるが、システムは容疑者を神楽と示した。
身に覚えのない神楽は逃亡、現場の刑事・浅間は彼を追うが、裏では恐ろしい陰謀が隠されていた―
【コメント】
予告編における嵐の二宮によるドヤ顔囁きセリフ「プラチナデータ…」が、個人的に非常に鼻についた本作だったが、東野圭吾原作だし、まあ大きく外しはしないだろうと観に行った次第。
率直に言っちゃえば、まあ悪くない。まずまずの出来。
もっとも、2時間ちょいも引っ張るほどの内容だったかと言えば、もうちょっとタイトにできたような気もするんですけどね。それでもクライマックスは、物語がなかなかディープなものになるので、そこらへんはやっぱりテレビドラマでは扱うことができない題材ではありますな。
中身はまあどうでもいいんです。原作者がそれなりにしっかり骨子を作ってくれてるんですから。
僕が言いたいのはキャスティング。特に主役の二宮和也。
彼自身のパーソナルに何のケチもつける気はないんですが、本作の“科学者”という役付けにどうしても違和感があるんです。
ベビーフェイス過ぎるんです、顔も容姿も。どうにもこうにも幼い感じがして、クールな科学者のイメージが全然湧いてこない、ハマってない。「プラチナデータ…」のドヤ顔囁きセリフから見ても、彼なりにイメージしてがんばって役作りしたとは思うんですがね。
ぶっちゃけ、もっとハマる役者いただろ、と。
あと、なんか鈴木保奈美すごく久々に見た気がする。大河ドラマには出てたみたいだけどね。
あ~歳取ったな~と見てて思ったが、なんだかんだで46歳なのね。それでもまだまだ美しい、美熟女ですな。
そんなわけで、本作はまあそれなりに楽しめるでしょう。嵐ファンには怒られるコメントだったかもね。
【2013年度 Myランキング】(3/17時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
東野圭吾関連でいけば、ガリレオシリーズ『真夏の方程式』が楽しみだな~
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:愛、アムール ★★★★★
2位:燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘 ★★★★☆
3位:レ・ミゼラブル ★★★★
4位:ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★☆
5位:アウトロー ★★★☆
6位:テッド ★★★☆
7位:デッド寿司 ★★★☆
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★
2位:脳男 ★★☆
3位:ゼロ・ダーク・サーティ ★★☆
<その他ランク外一覧>
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