ミッション：インポッシブルローグ・ネイション　（評価：★★★）

※※※　注意　※※※
　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2015』の掲載にあたって」

トムがカッコよければおｋ

★★★

（2015年／アメリカ／132分／Mission: Impossible - Rogue Nation）

【　製作　】
トム・クルーズ
J・J・エイブラムス
ブライアン・バーク
デビッド・エリソン

【　監督　】
クリストファー・マッカリー

【　出演　】
トム・クルーズ
ジェレミー・レナー
サイモン・ペッグ
レベッカ・ファーガソン
ビング・レイムス
ショーン・ハリス
アレック・ボールドウィン
サイモン・マクバーニー
トム・ホランダー
イエンス・フルテン

【あらすじ】

　IMFのエージェント、イーサン・ハントは、謎の犯罪組織“シンジケート”の正体を探るため、仲間とともに調査を進めていたが、ある時、イーサンは敵の罠にかかってしまうが、謎の美女イルサによって命を救われる。イルサは自身の目的を告げぬまま、イーサンの脱出を手助けするのだった。
　一方、CIA長官によってIMFは政府から解体を命じられてしまい、イーサンは国際手配を受ける羽目になってしまう。
　イーサンはCIAから身を隠しながら、独自にシンジケートを追い続けていた。そして、シンジケートの真の目的が分かったとき、仲間とともに再び危険なミッションへと挑む―

【コメント】

　1996年『ミッション：インポッシブル』、2000年『M:I-2』、2006年『M:i:Ⅲ』、そして2011年『ミッション：インポッシブルゴースト・プロトコル』と、もはやトム・クルーズの看板シリーズとなった“スパイ大作戦”待望の第5弾です。
　忘れもしない、当時の彼女と初デートで観た第1作の1996年から早や20年近く、よもや2015年の今までシリーズ化されるとは思いませんでしたね。1996年当時まだ34歳だったトム・クルーズも今年53歳ですよ、53歳！よくぞここまで第一線で活躍し続けた！と褒めてあげたいですな。
　そんなトムに敬意を表しつつ、盆休みでごった返す映画館に足を運んだ次第です。

　文句なし！相変わらずトム・クルーズが体張ってカッコいい。それだけでOKです！
　前作のレビューでも書きましたが、この一連の「ミッション・インポッシブル」シリーズ、僕はもうトムが「俺ってカッコいいだろ！」と見せつけるためのシリーズだと思ってます。なので、本作でも戦闘機にしがみついたり高いところから穴に直立不動で飛び込んだりバイクチェイスを繰り広げたりと、相変わらず体を張って演じているトムの姿を見て「うわかっけー！」と思えばそれでもうこの映画は目論みどおり、成功と言えるでしょう。
　しかも、アクションもストーリーも映像も決して手を抜かない、観客を必ず楽しませるエンタテイメントとしてしっかりとしたこだわりが垣間見えて、やっぱり観てて面白いと感じさせる。映画マンとしてのトム・クルーズの徹底した作り方に好感が持てますね。
　今回は仲間との絆が本筋にあるようで、相棒のサイモン・ペッグがかなり出ずっぱり。相変わらずいい味出してます。