「ゾンビワールドへようこそ」　★★★～劇場未公開にするには惜しいゾンビコメディ

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2016』の掲載にあたって」

劇場未公開にするには惜しいゾンビコメディ★★★ Image may be NSFW.
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【あらすじ】

　高校生になってもボーイスカウトを続けている親友のベン、カーター、オギー。ベンとカーターはボーイスカウトを辞めたがっていたが、熱心なオギーに言い出せずにいた。

　ある日、リア充の同級生にパーティに誘われたベンとカーターは、ボーイスカウトのキャンプを抜け出してパーティに向かうが、街には大量のゾンビで溢れていた。

　ゾンビに襲われそうになっていたところを、ストリップバーのウェイトレスに助けられ行動を共にすることに。ボーイスカウトで身につけた技術を駆使しながら、パーティにいる人たちを救おうと会場に向かう―

【コメント】

　さて、今回は劇場未公開モノ、いわゆるDVDスルー映画をチョイスして鑑賞。

　なんで本作を手に取ったかというと、ネットで「面白かった！」との評価を見かけ興味を持ち、ゾンビものは大好物のシチュエーションだし、ライトに楽しめそうな感じもあったので、じゃあ観てみるかとレンタルしてみた次第です。

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　うん、確かに面白い。ゾンビという存在の怖さはほぼ無いライトなホラーコメディですが、劇場未公開にするには惜しい、十分に笑えて楽しめる、思春期の汗がほとばしるちょっとHな青春ホラーコメディでしたね。

　高校生にもなってボーイスカウトなんかやってられっか！俺たちゃ可愛い女の子とあんなことやこんなことして青春を謳歌したいんだよ！というリア充への憧れ、そこに現れるゾンビの大群、ボーイスカウトで培ったテクニックを駆使したゾンビとの戦い、行動を共にするセクシーで強いお姉ちゃん、そして親友との強い絆。オーソドックスだし、ゾンビといえどさほどグロくもなく怖さも感じない。初心者には非常に優しいゾンビものですが、それでも頭空っぽにしてゾンビ映画というものを楽しむには十分な出来だと思います。

　まあぶっちゃけ名のある俳優陣はいないし、劇場で公開するに興行的にも難しかったのかも知れませんが、DVDスルーにするにはちょっともったいないくらい楽しめる映画だったと思います。マジメな主人公の垢抜けなさもあったかもしれませんが、ツボも押さえているし、クライマックスのゾンビの大群との戦いも楽しい。

　オーソドックスだけど、ゾンビ好きならぜひとも手に取って楽しんでほしい映画です。

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