「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

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【あらすじ】
1939年、日本統治下の朝鮮半島。
スラム街で詐欺師たちの家族に育てられた少女スッキは、“伯爵”と呼ばれる詐欺師とともに、とある豪邸に住む華族の令嬢・秀子の莫大な財産を狙うため、メイドとして豪邸に潜り込む。
伯爵は秀子と結婚することで財産を奪おうと目論んでいたが、スッキは美しく孤独な秀子に惹かれ、秀子も献身的なスッキに心を開き、二人は身も心も愛し合うようになってゆく―
【コメント】
さて、今回は久々の韓国映画を鑑賞。
本作は映画館においてあるチラシから目を惹かれ、かのパク・チャヌクが監督したエロティックミステリーということで期待も高まっていたことから、さっそくいつもの「立川シネマシティ」で鑑賞した次第です。
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結局何をしたかったのか
うーむ、これは・・・評価に困る映画だな・・・。正直に言ってしまうと、観終わって結局これは何がしたかったのか?という疑問だけが残った映画でしたね~
ベースとしては、詐欺師たちが騙し騙され最後に残る人間は誰か?といった『ワイルドシングス』的な感じでしょうか。まあ、あれほどどんでん返しの連続ではありませんが。大きく三部に分かれていて、最初の二部で登場人物の視点を変えた同時間軸の展開があり、最後の三部で生き残る人間が分かるような感じです。展開的にはなかなかに凝っていて面白いです。
また、R18+指定の名のとおり、主人公の秀子とスッキが織りなすいわゆる“百合”系の、なかなかにハードなエッチィシーンもあるし、韓国映画らしいエグいシーンもあります。観てて飽きることはない、さすがの監督手腕だったかと。
しかしながら観終わって、これは一体何だったんだろうと。日本統治下という舞台設定、騙し騙されの詐欺師たちの駆け引き、秀子とスッキ二人のエッチィシーン、謎の朗読会と謎の地下室。展開としては悪くないんだけど、トータルとしてこれは何を描きたかったのか、という疑問だけが残ってしまう。いろいろと詰め込んで統一できなかった感が否めない映画だったと思います。
日本語がイマイチ聞きずらい・・・
驚いたことに、舞台設定が日本統治下というだけあって、本編の8割くらい日本語です。出演した韓国の役者さんたちはかなり練習したんだと思います。西洋人がしゃべるカタコトな日本語とは違い、なかなかに流暢な日本語のセリフをしゃべるので、そこはさすがといったところ。やっぱりちょっと発音が似てるんでしょうか。
しかしながら、やっぱり要所要所聞き取りづらい部分が多くて、重要なところがよくわからなかったり。努力の成果はバッチリでていると思いますけどね、信仰が妨げられるくらいであれば、日本語にこだわらず韓国語で進めても良かったんじゃないかと思いますね。
秀子とスッキの百合シーンは見どころ
男らしいゲスな感想ではありますが、上でも言ったとおり秀子とスッキの百合シーンは思った以上にかなりハード。よくぞここまで体当たりで挑んだもんだと。詳しくはここでは書けませんが、男なら釘付けになってしまうくらいの激しいものでしたね。
それにしても、秀子お嬢さま役のキム・ミニが見れば見るほど松嶋菜々子そっくり。スッキ役のキム・テリも幼顔で実に可愛らしい。大人のおしとやかな女性とロリっぽいふたりが織りなす淫靡なシーンは見どころのひとつでしょうね。
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【2017年度 Myランキング】(3/4時点)
本作は、本年度のワースト3中2位(暫定)にランクイン。
仕事がなかなか進まん!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:愚行録 ★★★★
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:お嬢さん ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
本能寺ホテル新宿スワンⅡドクター・ストレンジナイスガイズ!咲 -Saki-

