「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
Clik here to view.

【あらすじ】
動物だけが暮らす世界。
コアラの支配人バスター・ムーンが営むムーン劇場は、かつては最盛を極めた劇場だったが、今や客足は途絶え、閑古鳥が鳴いていた。
楽天家のムーンは、劇場を守るために歌のオーディションを開催、劇場には多くの個性的な動物たちが集まってきた。プライドの高いハツカネズミのマイク、内気な象のミーナ、主婦のブタ・ロジータ歌手を夢見るギャングのゴリラ・ジョニー、ヤマアラシのパンクロッカー・アッシュ。それぞれがチャンスを掴むため、オーディションに挑む。
しかしムーンは、手違いでチラシに描いてしまった賞金10万ドルが工面できず、そして劇場も取り壊し寸前だった―
【コメント】
さて、せっかくの3連休にもかかわらず、この週に劇場公開される映画のテンションの上がらないこと。話題のハリウッドアニメーションは公開されるんですが、どうにもローテンション。それでも話題作くらいは観ておこうとチョイスしたのが本作であります。
まあ、宣伝も大々的にやっているし前評判もいいので、今回は「吉祥寺オデヲン」まで足を運んで鑑賞した次第です。
(C)Universal Studios.
ユーモラスで楽しくなる、手堅いハリウッドアニメ
いやいや、さすがのハリウッドアニメですね。ユーモラスで心が躍る、老若男女誰でも十分に楽しめる手堅い映画でしたね。楽しかったです。
陽気なコアラ、内気なゾウ、自己中なネズミ、夢を追いかける父親思いのゴリラ、25匹もの子供を持つ主婦のブタちゃんなどなど、動物を主体としたユーモラスなキャラクターたち。ハリウッド大得意の数々の名曲たち。潰れかけの劇場を再起するために皆が力を合わせ、崩れてしまった瓦礫の劇場で素晴らしいパフォーマンスと歌声を披露するクライマックス。クライマックスでゾウのミーナが歌い上げるシーンは圧巻の一言です。
王道で絶対に外さない、さすがのハリウッドアニメでしたね。
やっぱり歌ってイイ!
本作を鑑賞後は、タイトルのSINGというシンプルなタイトルに恥じない、「やっぱり歌ってイイ!」と思わせてくれますね。本作では数々の名曲が使われてますからね。
それこそビヨンセやレディー・ガガも流れれば、シナトラの「マイ・ウェイ」の王道の名曲やバナナラマの「ヴィーナス」の懐メロ、ビバルディやパヴァロッティのようなクラシックまで幅広い。
ちなみに、日本代表できゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」も使われてます。個人的にはジプシー・キングス「バンボレオ」が使われたのは嬉しかったなー。
とにかく選曲はさすが。洋楽はやっぱり心が躍る音楽が多いです。
字幕版か、吹替版か
今回、鑑賞するにあたって非常に迷ったのは、「字幕版」で観るか「吹替版」で観るか、ということ。僕は基本的に、ハリウッドアニメは吹替版で観るので、迷った挙句、最終的に吹替版を選択したんですが、本作ばっかりは字幕版で鑑賞したほうがよかったのではないか?と感じています。
吹替版も確かに良かったですよ。ムーンのウッチャンもハマってたし、声優のベテラン山寺宏一のマイクもバッチリ。パンクロッカー長澤まさみの歌声が聴けたのも貴重だったし、スキマスイッチ大橋の夢見るゴリラの歌声やクライマックスの像MISIAはさすがの一言。皆、ハマっていたと思います。
だけど、ハリウッドはミュージカルの宝庫。日本人とは比べ物にならない迫力の歌唱力を披露します。それが本作で聴けたら、本作の評価もかなり変わってたんじゃないか、と思ったり。セス・マクファーレンをはじめトリー・ケリー、スカーレット・ヨハンソンの歌声も聴いてみたかったな。マシュー・マコノヒーのバスター・ムーンも聴いてみたい。
どっちを選ぶかは鑑賞者の自由ですが、歌声ひとつで本作の評価は大きく変わる作品でもあると感じます。
字幕版か、吹替版か
(C)Universal Studios.
【2017年度 Myランキング】(3/19時点)
本作は、本年度のベスト10中7位(暫定)にランクイン。
久々の連休は楽しいな。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:愚行録 ★★★★
3位:チア☆ダン ★★★★
7位:SING シング ★★★☆
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
2位:お嬢さん ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
本能寺ホテル新宿スワンⅡドクター・ストレンジナイスガイズ!咲 -Saki-ラ・ラ・ランドスレイブメン特捜部Q Pからのメッセージ
Clik here to view.

Clik here to view.
