「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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ハビエル・バルデム
エド・ハリス
ミシェル・ファイファー
【あらすじ】
郊外の静かな一軒家に住む著名な詩人とその妻。
幸せに暮らすこの家に、ある夜不審な訪問者が現れる。その訪問者に不信を抱く妻と、なぜか快く迎え入れる夫。そのうち、次々と訪問者が訪れ、平和な家庭が崩壊し始めていく―
【コメント】
さて、今回は久々に劇場未公開のDVDスルー映画でを鑑賞。僕が30年愛読している映画月刊誌「DVDでーた」(今月号から雑誌名が「DVD&動画配信でーた」に変更した)で非常に気になる作品が目に留まったのが本作。
なんせ『ブラック・スワン』で数々の賞を受賞したダーレン・アロノフスキー監督の最新作にして、あまりのショッキングな展開に日本公開が中止になってしまったといういわく付きの映画となれば、こりゃ観なくてはいかんだろうと、さっそく行きつけのTSUTAYAでレンタルしてきた次第です。
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
う~む、わけワカンネ。確かに問題作ではありましたね。これを面白い!と言える人はよっぽどの識者か変人でしょう。とにかく2時間、わけが分からない意味不明な展開が続く、ある意味ショッキングな問題作と言えるでしょう。
もうとにかくね、2時間退屈。一軒家に知り合いでも何でもない男が訪ねてきて、そこから男の妻が来て住み始めたり息子2人が来て兄弟げんかおっぱじめたり、詩人のファンが大挙して押し寄せてきたり、果ては詩人を神と崇める教団が赤ちゃん食べちゃったり、軍隊まで登場してドンパチ始めちゃったり。とにかく一軒家が常軌を逸した考えられない状況になっていくわけで、その状況で奥さんがアタフタするさまを描いているわけです。それでいて、結局最後の最後まで一体何だったのか分からないまま映画が終わってしまうという。鑑賞後は頭の中???の嵐です。
あまりにも理解不能だったので、鑑賞後本作を解説しているHPを観たりして無理やり納得してしまいました。要は「聖書」に基づいた物語ということで、聖書の登場人物を、一軒家とそこに訪問してくる客人に置き換えて描いているとのこと。こりゃあ聖書になじみの薄い仏教の国日本じゃあピンときませんわな。
ちなみに本作、ダーレン・アロノフスキー監督というネームバリューがありながら本土アメリカでは興収大惨敗だったようですが、全体的な退屈感と鑑賞後もスッキリしない趣旨不明な内容を勘案すれば大惨敗も頷けますね。本作が日本公開中止となったのは、本土での大惨敗と聖書という日本には馴染みが薄く分かりづらい内容が起因しているのだろうと思います。
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
【2018年度 Myランキング】(3/24時点)
本作は、本年度のワースト3中2位(暫定)にランクイン。
ジム行けてなくて体がカチコチ。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:マンハント ★★☆
2位:マザー! ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
キングスマン ゴールデン・サークルジオストーム咲 Saki 阿知賀編 episode of side-A祈りの幕が下りる時デトロイト羊の木スリー・ビルボードサニー/32今夜、ロマンス劇場でブラックパンサー15時17分、パリ行き去年の冬、きみと別れちはやふる-結び-
『マザー!』の公式サイトはこちら
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